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#116 山菜がおいしい季節 ~ネマガリタケはいかが?

どうモー、うしコラムです。

九州地方は先日梅雨入りし、そろそろ雨の多い季節となりますね。

 

この季節、実は熊と取り合うほどおいしい山菜があるのはご存じでしょうか?

それはネマガリタケ!

チシマザサの若竹で、日本では山陰・東北・北海道といった寒冷地に生えています。

秋田では、タケノコと言ったら暗にネマガリタケのことを指しているケースもあるほど有名な食材です。ヒメタケと呼ぶこともありますね。

野生動物にとってもおいしいと見えて、熊の活動痕跡を目印に探索して採取することもあるようです。

もちろん熊に遭遇するケースもあるようですね。採取は命がけです。皆様も採取の際はお気をつけて。

参照動画はコチラです。

 

ネマガリタケはこの通りタケノコの一種なので、牛肉とは青椒肉絲(チンジャオロース)みたいなイメージで味噌炒めで食べるとおいしいですね!

 

ちょっと作り方の一例を挙げてみるとこんな感じでしょうか。

ポイントとしては、

  • ネマガリタケは皮をむいて軽く下ゆでするとアクが抜けて美味しくなります(数分程度でOK)。

  • 牛肉は赤身〜やや脂身のある部位がおすすめ(肩ロースや小間切れなど)。

フライパンで牛肉を炒め、色が変わったら細切りにしたネマガリタケを加え、秋田味噌・みりん・酒・砂糖で味付け。

もうひとつ、この時期旬の秋田のアスパラガスを加えてもおいしいかもしれません。

仕上げにおろししょうがを少し加えると、やさしい風味が立ち、梅雨時の崩しやすい体調を整えてくれておススメです!

ぜひ作ってみてください!(^^)/

 

 






#115 牧草の季節

どうモー、うしコラムです。

GWはいかがお過ごしでしたか?

長期休暇明けでなんだがガッツが出ない…というかたは、おいしい秋田牛を食べて気持ちを盛り上げていきましょう!!(^^)/

 

牛に携わっていると、この時期ひしひしと感じるあわただしさ。

今年も来たよ繁忙期。そう、牧草シーズンです!

 

おいしい秋田牛はお米を食べて育つわけですが、もちろんベースとなるのは牧草です。

きれいな水と山岳の地形をもつ東北地方は、国内でも有数の牧草地。秋田牛のおいしさはこの牧草があってこそ。

 

牧草に関しては、一般的に4月中旬から種まきなどの作業が始まります。

種まきはなるべく早くやってしまいたいのですが、そこは東北、雪などの影響で作業が遅れてしまうと、草地の手入れや追肥、雑草取りなどなど、仕事が詰まってくるのでさあ大変!

この時期の農家さんは本当に大忙しで、声をかけるのが申し訳なく感じられるほどです。

 

牧草は通常、1回刈り取った後にまた生えてくるので、それも収穫します。これを「2番草」、それも刈り取った後にまた生えてくる草を「3番草」と呼びます。

5月下旬から6月には最初の刈り取り(1番草)が行われ、7月に入ると2番草、そして9月には3番草も収穫します。特に梅雨の合間を縫っての刈り取り作業では、日照と湿度の読みがポイント。

天気予報アプリとにらめっこの日々だったりします。

この刈り取りに失敗すれば、牛の餌が足りなくなるのですから、気も張りつめるというものですね。

 

秋田牛のおいしさは、その赤身と脂の美しいバランスから成り立っています。

その味は、牛を育てる人の腕と愛情、そして牧草を育てる人たちの努力の結晶。

そんな確かなプロの仕事を、秋田牛を通して是非味わってみてください!






#114 GWには牛も行楽する?

どうモー、うしコラムです。

いよいよ5月、本格的に暖かくなってきましたね!GWはどのように過ごされましたか?

新緑が気持ちよく、野原で横になりたい季節です。

 

牛のハイキングシーズン

GWは牛にとっても緑と親しむ時期。実はところによっては放牧が始まる時期なんですね。

放牧は、牛を野山に解き放ち、生えている牧草を好き放題食べさせるという飼い方です。

放牧には、年中放牧する方法や稲刈りの後の田んぼを利用する方法など、気候や土地柄に応じたやり方があるのですが、にここ秋田県では、夏は高原・山間地で放牧、冬は舎飼いする「夏山冬里方式」が一般的です。

牛は暑さが苦手なので、夏場は涼しい場所を求めて高山で飼育するわけですね。反対に冬は雪深いので、牛舎で飼育しなければなりません。

通常は、公共牧場などがあり、そこに飼育を委託するのですが、その牧場まで牛はどうやって移動するのか?

 

実は歩いて移動するんですねー!

黒山の牛がぞろぞろと行列をなして登山する様子は正に圧巻。

牛にとっては足腰が鍛えられる時期となります。

牛ものびのびしていて楽しそうに見えますよ。

 

放牧中は気が気じゃない

放牧は牛にとって開放的で良いことも多いのですが、

・怪我をする機会が増える

・ダニが媒介する病気にかかる

・敷地から脱走する

・分娩の世話ができなくて子牛が危険

といったデメリットもあります。飼い主さんも様子を見るためにこまめに山登りをすることになります。

牛が怪我をして倒れたときの対応は、牛舎の中でさえ物凄く大変。いわんや山の中での作業となると、ゾッとします。

放牧と牛舎内飼育、どっちにしても楽ではないってことですね!

 

いずれにしても秋田牛は、秋田の豊かな自然の中で丹精込めて育てられています。

是非味わってみてください(^^)/