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#60 簡単厳選レシピ! 煮物に挑戦・かまくら風秋田牛の のっぺ汁

どうモー、うしコラムです。

少し涼しくなってきましたが、そろそろ煮物なんていかがでしょう?

 

というわけで、今回は「のっぺ汁」のレシピをご紹介!根菜をごろごろと大胆に切ったアレンジでお楽しみください。

 

材料(4人分)

  • 秋田牛ロース 200g
  • 生しいたけ 40g
  • 豆腐 1/2 丁
  • こねぎ 8g
  • れんこん 120g
  • だし汁 700g
  • 里芋 120g
  • 人参 80g
  • ごぼう 80g
  • こんにゃく 80g

※調味料

  • うすくちしょうゆ
  • 酒 小さじ2
  • 砂糖 大さじ2
  • 片栗粉 6g
  • 水 大さじ1
  • サラダ油 大さじ2

※だし汁の作り方

  1. 1リットルの水に昆布を20センチ1時間漬け込む。
  2. そのまま中火で煮て沸騰直前に取り出す。
  3. かつお節20gを昆布だしの鍋に入れて中火で煮る。
  4. 沸騰直前に火を止めてかつお節が沈むまで待ち、目の細かいざるで濾す。

作り方

※準備

  • 牛肉は小さめに切る
  • 豆腐 1cm角
  • れんこん 1cm角
  • 里芋 1cm角
  • 人参 8mm角
  • ごぼう 8mm角。水につけてあく抜きし、ざるにあげる
  • こんにゃく 8mm角。下茹でする
  • 生しいたけ 石づきをのぞき、8mm角
  • こねぎ 小口切り

※手順

  1. れんこん、人参、ごぼうを鍋で炒める
  2. 椎茸、こんにゃくを入れて炒める
  3. 肉を入れて炒めて砂糖と酒を入れる
  4. 里芋を入れてだし汁を入れて蓋をして煮る
  5. 途中、灰汁をとる
  6. 野菜が煮えたら醤油を入れて味を整える
  7. 豆腐を入れて、水溶き片栗粉でとろみをつけたら出来上がり

 

煮物ならではの、ほっとする味をお楽しみください!

 

レシピ提供

料理研究家 相藤春陽さん

―美味しい笑顔を生み出す料理教室HARUlab.主宰者 相藤さんのインスタグラムはコチラ






#59 角≠オス

どうモー、うしコラムです。

先日、これまでの人生でほとんど牛を見たことがないという人(Aさん)と、牛農家に行く機会がありました。

A「ここの牛、みんなオスなんですね」

私「みんなメスだよ。」

A「え…メスも角あるんですか!?」

どうやら「角が生えている=オス」というイメージだったようで。

でも牛は、雌雄関係なく立派な角が生えてきます。

今回は、角についてお話しようと思います。

 

牛の角は一生もの!

ウシ科に属する牛・山羊・羊は雌雄共に角が生え、一生生え変わることはありません。

でも飼育されている牛は、小さいときに角を切っており(除角と言います)、角がない、もしくは短いのがちょこんと出ている程度の牛が多いです。

除角するのは、他の牛や飼育者が怪我するのを防ぐため。

牛自体には悪気がなくても、除角されておらず立派な角が生えている状態で顔を一振りされたら…冷や汗ものです。

もちろん除角しないというスタンスの農家さんもいますので、獣医としてはその時はもう神に祈り、覚悟を決めて診療するしかありません(汗)。

 

サンタクロースのソリを引いているのは…

一方、シカ科は例外を除いてオスしか角を持ちません(角は、強い男の印!)。

しかも、毎年生え変わります。

繁殖期の秋にかけて立派な角へと成長し、子どもが産まれる4月頃に抜け落ちるのです。

例外はトナカイさん。

トナカイは、牛と同じく雌雄どちらも角が生えます。

そして、シカ科なので毎年生え変わります。

面白いのは、オスとメスで角が生える季節が異なることです。

オスの角は、繁殖期の秋に一番立派になり、冬に抜け落ちて、春に生え始めます。

一方メスの角は、妊娠中の冬場に食べ物を探せるように立派な角になります。

そして、春に抜け落ちて、また夏頃から角が成長していくのです。

ということは…

判明。クリスマスイブにサンタクロースのソリを引いている、立派な角を生やしたあのトナカイさんは…メス!!

 






#58 敬老の日に思うこと

どうモー、うしコラムです。

9月18日は「敬老の日」ですね。

敬老の日は、国民の祝日に関する法律では「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされ、9月の第3月曜日に制定されています。

果たして何歳からが敬われる対象となるのか…地味に悩みませんか?

ちなみに、広辞苑第7版によると「初老」は40歳のことを指すようです。がーん。

 

ともあれ、日本はご存じの通り長寿大国で、令和3年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳。では他の動物の寿命は?

今回は寿命についてのお話です。

 

「鶴は千年、亀は万年」はウソ

そりゃそうですが(笑)。

実際の鶴の寿命は25年程と言われています。

鳥類の寿命は10年くらいが多いですが、フクロウ、ダチョウ、オウムは60年も生きるそうですよ。

また亀の寿命は、ミドリガメのような小さい亀では約30年、ウミガメのような大きな亀は約80年と言われています。

では、牛は?豚は?鶏は?

 

命に感謝を

種類や環境にもよりますが、自然環境下での寿命は、牛は20年、豚は12年、鶏は10年くらいだそうです。

一方で、一般的な家畜としての牛は2歳半、豚は6カ月齢、鶏は45日齢くらいでお肉になります。

残念ながら彼らは天寿を全うできないのですが、人間のために生きてくれている動物のことを思うと頭の垂れる想いです。

長寿をお祝いする敬老の日、私たちを支える多くの命に想いを馳せるにも良い機会ではないでしょうか。

ちなみに秋田牛はとても柔らかくて、敬老の日のお供にもぴったり。(こちらの動画もご参照ください!)

動物に「ありがとう」と思いながら、食べてくださる皆様の笑顔の源でありたいと願うかまくらミートでした。






#57 温暖化

どうモー、うしコラムです。

モー(猛)暑が続いていますが、皆さんお体大丈夫でしょうか?

「暑さ指数(WBGT)危険域なので、昼休みは外で遊べません」

現代の小学校では、こんなことを言われるようです。私が子どものころは聞いたことありませんでしたけどねー。

と思ったら実はこの暑さ指数、日本では、平成18年(2006年)から環境省が情報発信するようになったようです。

毎年暑くなる夏を背景に、今回は温暖化についてのお話です(ちゃんと牛さん出てくるよ!)

 

陰のドン!?その名は「メタン」

地球を取り巻く大気には、酸素はもちろんですが、他に二酸化炭素(CO2)、メタン、一酸化二窒素(N2O)などの温室効果ガスと呼ばれるものが含まれます。

これらは名前の通り、地球を生物が暮らしやすいよう温かく保ってくれる大事な役割があります。

しかしこの温室効果ガスが増えることで地球の気温が上昇し、海面上昇や異常気象など、近年地球温暖化は問題となっているのです。

そこでよく注目されるのは、CO2ですね。

CO2排出を減らすために、国としても取り組んでいますが、個人でもできることとして省エネが叫ばれています。

そして、温室効果ガスとしてCO2の次に多いのが「メタン」。

メタンはCO2と比べて25倍も温室効果があるため重要視されるべきなのですが、実はある動物のある行動が大きなウエイトを占める発生源だと言われているのです。それは…

そう、

牛のゲップです!

 

1日当たり約500Lのメタンをゲップとして放出

これ、牛1頭からですよ。

牛は人間とは違い、第1胃で微生物に発酵してもらうんでしたね。(#10参照)

この、微生物が発酵した時の副産物として発生するのがメタンです。

だから牛の飼養頭数の多い国では、牛のゲップは温暖化の要因として無視できない状態となっています。

例えばニュージーランドでは昨年、政府が牛のゲップに課税する「ゲップ税」導入計画を発表し、大きな反響(反発?)を呼びました。

 

牧場主「ゲップしたらお金かかるから、ゴメンけど控えといて」

牛「しょうがないなー、我慢してやるか」

 

とはならないので、結局は課税分が価格に上乗せされて消費が遠のき、牛の頭数が減るように仕向けている、ということでしょうか。

日本でも今年の春、乳牛を減らす政策が打ち出されたように(※温暖化対策としてではありません)、国家主導で牛を減らすよう圧力がかかることは今後も起こりえます。

 

なんとか地球環境と養牛が折り合いをつけられないものか。

 

そこに切り札!日本を含む様々な国で、なんと「牛のゲップを減少させる餌」の研究・開発が本当に進んでいるのです!

これは…メタン対策として、もっともっと一般化してほしい!

そして今後も、牛乳・牛肉を末永くいただける世の中であってほしいと願わずにはいられません。






#56 簡単厳選レシピ!「かまくら風稲庭うどん」

どうモー、うしコラムです。

今回も簡単に作れる秋田牛料理のレシピをご紹介!

 

さて、いたって普段口にするようなメニューも素材を変えるとなかなか贅沢な一品に早変わり。今回贅沢な一品に変わる料理はズバリ、「うどん」。

秋田県といえば名物・稲庭うどん。それを秋田牛で彩る絶品肉うどんを是非ご賞味あれ!

 

材料(2人分)

1)稲庭うどん 2束

2)しぐれ煮(肉うどんの具の部分)

  • 秋田牛(スライス) 200g
  • 醤油 大さじ2
  • 砂糖 大さじ2
  • 酒 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 生姜 少々

3)その他の具材(お好みに合わせて)

  • かまぼこ 6枚
  • こねぎ 3本小口切り

4)うどんつゆ

  • だし汁  500ml ※市販のだし汁や、顆粒だし(水500mL +顆粒だし小さじ1)で作ってもOK
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 塩  小さじ1

 

作り方

  1. 稲庭うどん:
    • 包装に書いてある時間で茹でて、水で洗っておく
  2. しぐれ煮を作る:
    • 牛肉は細かく切る
    • 鍋にしぐれ煮の調味料を入れて一煮立ち
    • 煮立ったら肉を入れて煮汁がなくなるまで煮る
  3. うどんつゆ:
    • 材料を鍋に入れて沸騰させる

冷やしてそうめんみたいにして食べてもおいしいですよ!ぜひお試しください!

 

レシピ提供

料理研究家 相藤春陽さん

―美味しい笑顔を生み出す料理教室HARUlab.主宰者 相藤さんのインスタグラムはコチラ






#55 牛飲馬食

どうモー、うしコラムです。

暑い日が続きますね!

夏場気を付けたいのが、なんといっても熱中症。

「健康・美容には毎日2Lの水を飲むといい」なんて言われていますが、屋外で働く方などはもっと必要かもしれませんね。

え?牛?

牛はアナタ、こんな数字じゃないですよー。

種類や年齢、環境等で異なりますが、大人の肉牛の1日の飲水量は約30L、1日に30Lのお乳を出す乳牛では約100L、暑い季節はもっと飲むのです!

「牛飲馬食(牛のようにたくさん飲み、馬のようにたくさん食べること)」という比喩になるのも納得というもの。

 

というわけで、今回は「牛の飲水」について。

牛の体の60%は水でできている

これは人間も同じですね。ちなみに子牛(子ども)だと70%が水分。

水は、体の中で代謝や温度調節など生命維持に重要な役割を果たしています。

しばらく食べなくても死なないけど、水が飲めなければ比較的短期間で死に至ります。

だから動物にとって水って本当に大事。

でも、飲めれば何でも良いってわけではありません。

水は牛の健康に、そして私たちがいただくお肉や牛乳の風味にも確実に直結します。

 

Give me もーー(more)cleaner water!

ちょっとお堅い話になりますが、農水省は家畜の飼い方について『飼養衛生管理基準』という基準を定めています。

家畜が病気にならないよう、こういう所に気を付けてね!っていうことがつらつらと書かれていて、そこに「牛には飲用水を与えること」とあります。

飲用水とは、人間が飲むことのできる水のこと。

水道水ではなく井戸水を使う場合は、定期的な水質検査や消毒をすることとなっています。

牛に与える水にもこうやって基準が決められているなら一安心ですね。

ちなみに秋田も日本屈指の名水の産地。おいしい水を飲んで育ったおいしい秋田牛、ぜひご堪能ください!






#54 シンプル厳選レシピ!秋田牛のやわらかローストビーフ

どうモー、うしコラムです。

今回は秋田牛を、簡単・シンプルに、かつ格別に(!)美味しくいただく厳選レシピをお届けします。

まずは秋田牛を豪快に使ったローストビーフをお楽しみあれ!

詳しい作り方はコチラ。詳しく書いても至ってシンプル!

■材料■
秋田牛(動画ではモモのブロックを使っています) 500g
塩 適量
胡椒 適量
アルミホイール

 

■作り方■
①秋田牛を塩胡椒してしばらく(1時間以上)常温に置いておく。
②フライパンで満遍なく表面を焼いていく。
③アルミホイールに包み、耐熱性のあるビニール袋に入れて空気を抜いておく。
④鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を止めて③を入れ、皿などで重石をしてお湯につける。
⑤蓋をして15分間そのままにする。
⑥15分たったらお湯から出して包んだままゆっくり冷やす。
⑦冷えたら冷蔵庫で半日〜一晩入れておく。
⑧出来上がったらスライスしていただきましょう。おろしポン酢やサラダと和えるなど、お好みでアレンジしてください!(^^)/

 

レシピ提供

料理研究家 相藤春陽さん

―美味しい笑顔を生み出す料理教室HARUlab.主宰者 相藤さんのインスタグラムはコチラ






#53 そこそこに食べて!牛のお食事 濃厚飼料編

どうモー、うしコラムです。

前回は、牛の餌には「粗飼料」と「濃厚飼料」があること、そして「粗飼料」とはどんなものかについてお話ししました。(草の三段活用!)

今回は「濃厚飼料」についてお話しします。

 

No-kou siryou, No life!(濃厚飼料にゃ目がないぜ!)

粗飼料は繊維質を多く含むのに対して、濃厚飼料は、タンパク質や炭水化物を多く含みます。

中身はトウモロコシ、大麦、小麦、米、大豆、大豆粕、米糠などでできています。

草がメインの粗飼料よりも断然美味しそうでしょう?

美味しいんです!(←牛目線の言です)

そう、牛は濃厚飼料に目がありません。

どのくらい目がないかって、「注射するからちょっと来てー」って時に濃厚飼料をチラつかせると、我先にと集まり、取り合い状態になるほどで。

そんな牛ホイホイ・濃厚飼料は、筋肉や脂肪の元となり、体を大きくするのに超重要。ちなみに、秋田牛が食べているお米(#26を見てね!)は濃厚飼料という位置づけです。

しかし、「どんどん大きくなあれ!」と濃厚飼料を与えすぎるのは危険!

 

Too much No-kou, No Life(やりすぎると死ぬ)

※文法しちゃかちゃなサブタイトルですが温かい目で見てください。

 

お菓子や唐揚げばかり食べていると、肥満になったり、体調を崩したりするのと同様、濃厚飼料の食べ過ぎは牛にとっても命取り。

濃厚飼料を食べ過ぎることで、食欲不振や下痢、脱水が起こり、重度になると肝臓や蹄にも障害が起こります。1胃で異常発酵してガスがパンパンに溜まって死んでしまうこともあります。(1胃の働きについては#10見てね!)

というわけで…濃厚飼料はほどほどに、適正に与えなければなりません。

秋田牛は脂肪の付き方がちょうどよい具合になるように絶妙に調整された飼料で育てられています。

餌のやり方もプロの牛飼いの腕の見せ所。その技の成果は、お肉の味でご確認あれ!!

 






#52 モリモリ食べて!牛のお食事 粗飼料編

どうモー、うしコラムです。

前回は、牛は産まれてから2年半で体重が約25倍になる!というお話をしました。

そんな牛さんの餌は、大きく2つに分けられます。

草を基に作られた「粗飼料」と、とうもろこしや大豆など穀物を主体とした「濃厚飼料」です。

これらやビタミンなどを混合し、バランスよく栄養を摂れるようにした飼料を「配合飼料」と呼んでいます。

肉牛の場合、もちろん月齢などにより餌の量は異なりますが、1日当たり、平均して粗飼料:1.6kg、配合飼料:6.5kgを食べると言われています。

奥が深い餌の話ですが、今回は『粗飼料』についてみていきたいと思います。

牧草vs乾草

粗飼料とは、

  • 牧草(青々とした生草)
  • 乾草(牧草を乾かしたもの)
  • サイレージ(牧草を乳酸発酵させたもの)

など繊維質の多い食べ物です。

一見すると、乾草よりも牧草の方が美味しそう…なんて思われがちですが、青草は水分をたくさん含んでいるため、食べられる量が制限され、牧草だけでは十分な栄養を摂取することができません。

また、人間の食べ物と同じく牧草はナマモノですので、日持ちしません。

そこで活躍してくれるのが乾草です。

乾草は長期間保存でき、更に食べられる量が増えることで牧草よりも効率よく栄養を摂取できる、という利点があります。

 

牛も発酵食品大好き

もう一つ、粗飼料で重要な存在「サイレージ」。

農業が盛んな地域では、牧草地に下の写真のようなものが、見られます。ちょうど今が収穫の季節ですね。

これに空気が入らないようにビニールシートを巻いたものをラップサイレージと言います。

この「空気(酸素)が入らないように」というのがミソ! 草についていた乳酸菌が増殖し、その他の雑菌やカビを抑え、保存食のできあがり。言わば牛界のお漬け物。

しかも保存がきくだけでなく美味しくなるのか、嗜好性もアップ!発酵によって栄養価も高まります。

というわけで、「牧草、乾草、サイレージ」
この三段活用はテストに出るので(?)しっかり覚えておきましょう!

実は味にうるさいグルメな牛。次回は、更に牛がグルメに感じる(かもしれない)「濃厚飼料」のお話をします。






#51 すくすく育て!子牛の成長

どうモー、うしコラムです。

6月、雨の季節がやってきますね。

6月は祝日が無いので更に憂鬱です。先月は祝日目白押しだったのに、こどもの日とか。

そういえば「こどもの日」は、『国民の祝日による法律』によると、『子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日』と定められているようです。

遡って、こどもを産んだ母に感謝…そんな深い意味があったとは(゚д゚)!

その翌週には母の日もあるという、先月は母フィーバーの月でした。

牛に携わる私たちとしては、生まれてくる子牛にも、生んでくれる母牛にも本当に感謝です!

さて今回は「牛の成長」のお話です。

 

産まれた直後から逞しいモー!

牛の種類で多少異なるのですが、以下、いわゆる和牛・黒毛和種でのお話です。

まず、牛の妊娠期間は約280日、これは人間の妊娠期間とほぼ同じです。

しかし産まれてくる子は…人間が約3kgに対して、牛は約30kg、文字通りケタ違い!

まぁ、そもそもお母さんの大きさが違うから、この差は仕方ない。

でも、首さえ座っておらず介助なしでは何もできない人間の赤ちゃんと違って、牛の赤ちゃんは、産まれてしばらく経つと立ち上がり、自らお乳を飲みに行きます。

人間もそうなら楽だったのになぁ(遠い目)…なんて思う子育て経験者は私だけじゃないはずさ。

 

急成長だモー!

黒毛和種の場合、約30カ月齢でお肉として出荷されるのですが、その時の体重は750kgにも及びます。

2年半で、体重は約25倍に成長!

人間の場合、2歳半での体重は出生時の3倍くらいですから、成長の早さもケタ違いですね。

しかも牛の食べ物はもちろん植物のみ。動物性たんぱく質など一切入り込まない徹底した精進料理。

それでよくこんなに大きくなるもんだ…と不思議でなりません。

人間は牛の真似しても大きくなれませんので、元気に育ってくれた牛さんに感謝し、お肉をいただき、すくすく育ちましょう!(人間とお肉の栄養的な関係については#1112を見てね!)

牛の餌については、また次回、詳しく書いていきますので、お楽しみに!