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#17 6月29日限定!!!あきた美彩館で秋田牛のステーキ丼だ!!

どうモー、うしコラムです。ていうか今日は告知!

6月29日(水)、1日限定この日だけ、しかもランチタイムだけ!
東京・港区にある「あきた美彩館」で、秋田牛ステーキ丼が食べられる!

こ…これはうまそうだぁ…

秋田牛はとにかく柔らかくてジューシー、お米との相性抜群。丼は間違いないでしょう。

半年ぶりに実現するこの企画、そうそう食べられるものではありません。

しかも数量限定ときた。有給を取って食べに来る人までいる注目のこのメニュー、早い者勝ちです。Don’t miss it!(丼だけに、と)


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■あきた美彩館
ランチタイム: 11:00~15:30(L.O 14:30)
場所:東京都港区高輪4丁目10−18 ウィング高輪WEST-Ⅲ 2階
品川駅高輪口を出て横断歩道を渡り、Wing高輪内いちょう坂を登り徒歩3分
品川駅から251m

HPはコチラ

 

 

 

 






#16 全国和牛能力共進会~♪

どうモー、うしコラムです。

唐突ですが先日、第12回全国和牛能力共進会のHPが公開されました。
https://zenkyo-kagoshima.com/

全国和牛能力共進会とは、和牛のオリンピックとも言われる品評会で、5年に1回開催されます。今年は10月6日から鹿児島県で開催されるようですね。

日本全国から我こそはという選り抜かれた牛が集まってくるのですから、いやー、楽しみです!

ところで秋田県の牛は、2回前の第10回大会ではなーんと全国第2位を受賞しているんですよ。強豪ひしめく和牛の世界で、すごい快挙です。

秋田県では優秀な肉牛の研究も盛んに行われているんですね。きっと秋田牛は今日も進化しています。
というわけで秋田牛、今日も美味しくいただきます!








#15 牛獣医の修行日記①

どうモー、うしコラムです。
このコラムを書いている私のことになりますが、実は現在、牛の獣医師として修業の日々を送っています。
今日はそんな修行のひとコマを少し。

牛乳を作るには子牛を出産しなければならない。牛肉を作るには子牛を産んで育てなければならない。というわけで、肉牛も乳牛も子牛を産む「繁殖」がとても重要です。


繁殖の管理は獣医師の主要な仕事のひとつですが、これが難しいんです!


牛の繁殖は、今やほとんど人工授精で行われています。人工授精は国家資格を持った人工授精師さんが行いますが、獣医師がやってもよいのです。
人工授精を行う前は、母牛が交配に適した状態であるかどうか、きちんと卵巣の状態を調べた上で行っています。

ちょっと待った。牛の卵巣の状態はどうやって調べるのか?

実はお尻(肛門)から腸内に手を突っ込んで、腸管ごしに卵巣を触って調べます。(ハイそこ、ドン引きしないよーに!)

解剖学は学ぶものの、目で見えないものを探り当てるのは結局は感覚の力。慣れていないと難しいのです。何頭かの牛に手を突っ込んで「どこだ、どこだよー!」と探ること2日間(牛、ゴメン)、ようやく見つけ方が分かってきました。

ベテラン獣医ともなれば、卵巣を秒で見つけ出してしまい、更に診断までやってしまう。一体この人の手はどうなってんの!?と思わずにはいられない。

しかし卵巣を探り当てることなんて、まだほんのスタートライン。牛の受胎成功までの苦難はまだまだ続きます!

 






#14 黄牛さまざま

どうモー、うしコラムです。
6月に入り、そろそろ梅雨の季節ですね。
そこでクイズ!「黄牛」と書いて何と読むでしょう!?

え?「こうぎゅう」?
ふふふ、ざんねーん!…と言いたかったのですが、実はそれも正解でした。黄牛(こうぎゅう)は東南アジアや中国に生息する牛で、暑さに強い性質があるそうですが、今回紹介したいのはそれではなくて。

答えはなーんと「あめうし」でした!
昔は飴色の立派な牛のことを「黄牛(あめうし)」と呼んで尊んでいたそうです。どのくらい昔かというと、日本書紀に記述されるぐらいで、だいたい1300年前となりますか。
牝牛の別名としても使われていました。

調子に乗って色々調べてみると、大分県竹田市に「黄牛(あめうし)の滝」という絶景スポットがありますね。

そして中国語で「黄牛」は、なぜか「転売屋」「ダフ屋」という意味になるのだそうです。

梅雨だけに「あめ」絡みの話にしたかったのですが、意外にも懐の広い牛ワールドでした!






#13 おうし座について

どうモー、うしコラムです。

4月20日から5月20日に生まれた方、おうし座だそうです。

さて、おうし座、漢字で書くと牡牛つまり雄牛のことです。そう、雌牛ではなく雄牛。

というのもこの雄牛、実はギリシャ神話の大神ゼウスが化けた(?)ものなのです。雌牛であってはならないわけです。

かいつまんで神話をまとめるとこんな感じ。

むかしむかし、フェニキアという地の王女だったエウロペに一目ぼれした大神ゼウスは、野原で花を摘む彼女に近づくため白い牡牛に姿を変えました。

…もうこの時点で「なんで牛?」と突っ込みたくなりますが、エウロペのほうも大したもので、しゃがんだ牡牛によいしょと乗っかってしまいます。

すると牡牛はエウロペを乗せたまま爆走し、ざばざばと海を越えてクレタ島に到着。そこでどろんと正体を明かす大神ゼウス。れっきとした女児誘拐ですが、そこは神々のトップたるゼウス、「ワシが法律」とばかりに悪びれもせず、そのままエウロペとの間に3人の子どもをつくりました。

そしてその牡牛は星座になりましたとさ。

……(汗)

個人的には、もう、なんじゃこりゃと、思わずにはいられない。

そこで牛関連の文学・芸術史を調べてみると、ヨーロッパでは古代の壁画や陶器などには度々雄牛が描かれています。古代の文学では「地震の地響きは雄牛の鳴き声のような音がする」など、雄牛を引き合いに出して恐ろしさを表現している例もあるそうです。雄牛は人の手ではなかなか御しがたく、昔から畏怖の念が向けられていたようです。

恐ろしくも、人間に豊穣をもたらす神秘的な動物。

してみると、昔の人がゼウスを雄々しき牛に見立てたのも、なんとなく納得でした。

あ、ちなみに、今ですと雄牛はよい種を残すための「選ばれし雄」を除き、ほぼ例外なく、肉牛、乳牛の区別なく去勢され、お肉になります。

けっして、おうし座の人をディスっている回ではありませんよー(笑)!!