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#66 感謝の気持ちをお肉にのせて

どうモー、うしコラムです。

あっと言う間にもうすぐ12月。

デパートでは、お歳暮特設会場が賑わっていますね。

お歳暮とは、1年の締めくくりに日頃お世話になっている方々に送る品物のことです。

元々は「歳暮周り」という、1年の終わりに挨拶周りと感謝を伝える行事の際に持参していた手土産を「お歳暮」と呼んでいたそうです。

それが便利な世の中になり、直接手渡さなくても郵送してもらえるようになり、遠くの人にでも感謝を伝えられるようになりました。

私も、両親や義両親には毎年送っています、そう牛肉を!

そしてお正月に帰省した際に私含めてみんなでいただきます。そう、実際のところプレゼント・フォー・ミー!(笑)

 

オススメはしゃぶしゃぶです!(個人的)

というのは、おせち料理の濃い味に飽きたなぁという時にさっぱりとした味付けにできるということで。

かまくらミートでは、しゃぶしゃぶ用として秋田牛の「モモ」と「カタ」の2種類がオンラインで購入できます。

カタは赤身と脂身のバランスがちょうど良く、口の中でとろける感覚を楽しめます。

モモはカタに比べて赤身が多いので、お肉を食べたぞ!という満足感を得られますよ。

 

美味しく食べるコツ

贈答用で送った場合、もちろんお肉は冷凍されて運ばれますが、そのお肉を美味しく食べるコツ、それは解凍方法にあります。

お肉のうま味を損なわずに解凍するには、冷蔵庫でじっくり自然解凍させましょう(しゃぶしゃぶ用肉の場合は、調理6時間前くらいに冷蔵庫へ)。ここポイント!

ただし、完全に溶け切ってドリップ(赤い液体)が出てしまうとうま味がドリップに流れ出てしまいますので要注意です。

そして調理する15分程前に冷蔵庫から取り出し、お肉を室温になじませます。

こうすることでお肉に均一に熱が入り、柔らかく仕上がります。

 

他のお肉もあるぜ!

うしコラムなので、牛肉のことばかり書いてしまいましたが、かまくらミートでは「八幡平ポーク」や「大綱ポーク」もオンラインで購入することができますよ。

お肉に感謝を乗せて、大切な方に贈ってみるのはいかがでしょうか?






#65 牛の目

どうモー、うしコラムです。

今年の夏は暑かった…毎年言っているような気がしますが。

そして11月に入っても夏日が続いた、かと思えばいきなり寒くなったりしています。皆様も体調を崩されぬよう気を付けください。m(__)m

 

秋の目玉の風物詩

涼しくなると、だるくて動けなかった夏場の負債を取り返すかのように動き始めるものがあります。

 

先日牛舎で作業をしていると、とても人懐っこく、甘えてくる牛がいます。

私が歩くとどこまでも付いてきます。

いやぁかわいいなあ(*´▽`*)…

 

しかしよく見ると、牛の鼻息が少し荒い。ふーっふーっ。

私の方に顎を乗せて頬ずりをしてくる。そして「ムムッ」という鳴き声が聞こえる。

 

あ、これはやばいやつだ。

 

と思うや否やぐわっと立ち上がって私に乗りかかろうとしてくる!そう、発情!!

 

さすがに私も600㎏の牛を背負えるほど頑丈ではないので、とにかく退散。

甘えのつもりの頭突きを急所に食らうこともあるので、本当に気が抜けない。

この時期は夏場暑くて発情兆候の見られなかった牛たちが、わらわらと復活してくる時期でもあるのです。

 

牛の目=cow’s eyeとbull’s eye

こんな感じで牛舎に入るやビシビシと牛の熱い視線を受けている今日この頃ですが、「牛の目」の英訳「cow’s eye」には納得の意味があります。上の話から何となく想像つきますか?

 

実は、「色目を使う」「(女性から男性に向けられる)うっとりした目つき」という意味があるのです。

 

牛にじゃれつかれている様子を英語圏の方に見られると、「まさにcow’s eyeだねぇ」なんて言われたりします。

いやリアルなcow’s eyeはありがたくもなんともないのですが(^^;)。

 

ちなみに、雄牛の目=bull’s eyeだとどうなるか?

これはいわゆるダーツの的の中心点、「標的」という意味になります。

そこから「急所」という意味も派生し、「hit the bull’s eye」で「急所を突く」という意味になるそうです。

 

つまり私なんかはcow’s eyeを寄せられてbull’s eyeを突かれていたというわけで。

 

今日も牛の行動から目が離せない1日になりそうです。m(__)m






#64 勤労感謝の日

どうモー、うしコラムです。

11月23日は「勤労感謝の日」ですね。

国民の祝日に関する法律では、「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう日」とされています。

 

世の中には無限に仕事があります。

 

目の前にあるパソコン1つをとっても、部品を作る人、組み立てる人、運ぶ人、売る人、電気を供給してくれる人、インターネット関連の人…こうしたコラムを書くにも、たくさんの人とのつながりを感じずにはいられません。

 

今回は、牛肉がお店に並ぶまでにどんな人が関わっているのか、あらためて考えてみました。

 

大事な命を、多くの人の手で大切に育てます

 

牛の生産現場って、子牛を産むことを専門とする繁殖農家と、子牛を肉牛として出荷するまで育てる肥育農家に分かれていることが多いんですよ。

 

繁殖農家は母牛を飼っており、母牛から産まれた子牛を9カ月齢くらいまで育てます。

 

そして子牛のセリに出して肥育農家に購入してもらい、30カ月齢くらいまで育てて出荷します。

 

この一連の流れで出てきたのが、繁殖農家、セリを運営する組織、肥育農家。

 

更に、牛を飼うために必要な飼料や敷料(滑らないよう床に敷くもの)を作る人や運ぶ人、病気を診る獣医師、牛が一定の月齢に達した時に行う予防接種を仕切ってくれる役場の人…。

 

もっと細かく見ると、牛用の薬を作る人・運ぶ人、牛舎を作る人、牛舎の材料を作る人・運ぶ人、もちろん電気や水も必要だからそれらに関連する人も…。

 

牛を育てるのに関わっている人、もっともっと出てきそうですね!

 

命が食べ物に変わっても

 

肥育された牛は、と畜場に運ばれ、枝肉になり、卸売業者や仲卸業者を介して小売店(スーパーなど)に並びます。

 

ここで出てくるのは、と畜場で働く人、枝肉やもっと小さくカットされた肉を運ぶ人、卸業者、仲卸業者、小売店の人。

 

更に、と畜場の衛生管理を指導する公務員、施設を作る人、施設の材料を作る人、電気・水道関連の人、施設のメンテナンスや警備をする人…。

 

挙げたらキリがありませんね。

 

改めて並べてみると、お肉がテーブルに乗るまでに、本当にたくさんの人々によるドラマが隠れているんだなぁと思います。

 

一見、自分とは関係ないと思う仕事も、どこかで自分の生活を支えてくれています。

 

同じように、自分の仕事はどこかで誰かの役に立っているはず。

 

国民互いに感謝する…とっても素敵な祝日だな、と改めて感じました。