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#95 レシピ公開!秋田牛のかまくら風かば焼き丼

どうモー、うしコラムです。

さあお待たせしました!いよいよ、「残暑で疲れた体に秋田牛の美味さが染みわたる『秋田牛のかまくら風かば焼き丼』」レシピ公開です!

動画の画質は例によってちと悪いですが(すみません!)、それでも画面からあの香りが漂ってきそうです。ではLet’s go!

材料(2人分)

・秋田牛バラ肉ブロック…250g ※ブロック肉が手に入らない場合はスライス肉でも可。
・ご飯…400g(茶碗2杯分)

※タレの材料
・醤油…大さじ1
・味醂…大さじ2
・砂糖…大さじ1
・料理酒…大さじ3
・おろしニンニク…小さじ2分の1
・片栗粉…小さじ2分の1

※その他
・山椒…適量
・木の芽…適量
・白ごま…適量

作り方

  1. 牛バラ肉は5㎜厚にスライスします。
  2. タレの材料をボウルに合わせます。
  3. フライパンにスライスした肉を重ならないように敷き、強火にかけます。
  4. 焼き色が付いたら牛肉を返し、中火に落としたら、キッチンペーパーなどで余分な脂を拭き取り、タレを煮からめます。 ※脂が残っているとタレが分離して絡みづらくなります。しっかりと拭き取るのが美味しく仕上げるコツです。
  5. 汁気がまだ少しある状態で火を止めます。
  6. 各丼にご飯を半分入れ、焼いた牛肉の半量を敷き、その上にさらにご飯をのせてかぶせ、最後に残りの牛肉をのせて2段重ねの丼にします。
  7. 仕上げに山椒、白ごまを振りかけ、木の芽を飾って完成。

 

うーん、香ばしい香りが漂ってきます(*´▽`*)

皆さまもぜひ作ってみてください!

 

レシピ提供

皆川拓磨さん:秋田市の閑静な住宅街の中にある地元食材を使った創作料理店の店主。

市内全戸配布のフリーペーパー《a KuRaSu(エークラス)》のレシピを担当。

また、秋田中央畜地場産品協議会の幹事、異業種交流会《酒農会議(しゅのうかいぎ)》の主宰を務める活動は料理人の枠を超え多岐に渡る。

インスタグラムはコチラ

 






#94 かば焼きよもやま話

どうモー、うしコラムです。

このコラムを書いている時点ではまだまだ暑い日が続いています。

まだこの強烈な日差しが続くとは全くの予想外。

 

病気の牛を治療するときは、牛舎につないで診察するのですが、このときジリジリと照り付ける日光をとても厳しく感じます。場所によっては牛の頭にも強烈な日差しが降り注ぎ、牛にもきつそうだなぁと思わずにはいられません。

皆さまもどうぞご自愛ください。私は1回ぶっ倒れました(笑)。

 

今さら土用の話

普通、ウナギを食べてスタミナをつけましょうといった話が盛り上がるのは土用の丑の日、2024年は7月24日と8月5日でした。

土用というのは、季節の変わり目の18日間を指すそうです。自然界のあらゆるものを木・火・土・金・水の5つの要素に分類する「五行説」に基づき、四季を春=木、夏=火、秋=金、冬=水と位置づけ、それらの変わり目を「土」としたそうです。

昔は日々にも十二支を当てはめていたそうで、毎日「子の日」や「辰の日」といった日があって、つまり土用期間の「牛の日」に当たるところを「土用の丑の日」と呼んだわけです。

昔から「丑の日」というのは何かをするのに重要な日と位置付けられていたのですが、どんな意味があるのかはよく分かりませんでした。もしかすると、漢字の「丑」には本来「つかみ取る」という意味があるので、縁起の良い日とされていたのかもしれません。

ともあれ、夏の季節の変わり目は体にもこたえるので、丑の日に何かガッツのつくものを食べようということで、夏の「土用の丑の日」がクローズアップされてきたわけです。

 

かば焼きの雑学

さて、丑の日と言えばウナギのかば焼き。

かば焼きというのは漢字で書くと「蒲焼」。語源について説がいくつかあって、ひとつはウナギをぶつ切りにして竹串に刺した様子が蒲の穂(下の写真)に似ているから、と言われています。

…まあ、そう見えないこともない。

 

もうひとつの説は、いい匂いが素早く鼻に入ってくる「香疾(かばや)」が語源というもの。あの香りを嗅ぐだけでも幸せな気分になりますね。

しかし実は、ウナギといえども、何もつけない素焼きではそこまでの香りは出てきません。

そこで注目したい、かば焼きの「タレ」。

匂いについての文献†を紐解いてみると、あのタレと一緒に焼くことで香り成分ピラジンの量が増強されるということが証明されています。あの幸せの香りはタレの力によるものだったのか―!

 

ところであのタレ、お店それぞれに秘伝のレシピがありそうですが、実は材料自体は醤油・砂糖・みりん・酒とシンプルなもの。自宅でも作れてしまうものなのです。

 

さて、それではいっちょ「かば焼き」を自宅で楽しんでみませんか?

次回、手軽にガッツのつくものを食べたいという方必見!

ウナギの代わりに牛肉を使って、「かまくら風・牛肉のかば焼き丼」ご紹介!

 

†参考文献 魚肉焼臭成分(1975)






ブラウブリッツ秋田15周年記念マッチ大祭典に参加します!

9月14日(土) ブラウブリッツ秋田15周年記念マッチ大祭典

15:30~の秋田由利牛50kg振る舞いにお肉の仕入と当店スタッフが参加致します。

秋田由利牛が無料で食べられるチャンス(なくなり次第終了)です。

是非ご来場ください!

 

場所:ソユースタジアム(秋田市八橋)

〒010-0974 秋田市八橋運動公園1番10号

 






#93 大変な夏をふりかえる…牛肉で夏バテ対策!?

どうモー、うしコラムです。

 

唐突ですが、暑い夏はマジ大変

朝はだいぶ涼しくなりましたが、昼間はまだまだ暑いですね!

 

真夏は牛の体温がやたらと高く(40度ぐらいになっていることがよくあります)、診察をしていて、感染症なのか熱中症なのかよー分からん!と思うことが何度もありました。

 

暑い夏でも、熱中症以外の病気になることがあるのかって?

 

あるんです。実は7~8月は分娩が多くなりがちなのですが、分娩すると産道が傷ついたりして、高熱を発することがよくあるのです(産褥熱と言います)。

 

暑くて動きたくないのは牛も同じようで、夏場は極端に発情行動が見えにくくなります。一方、涼しくなると、その分を取り返すかのように発情が分かりやすくなります。

そういうわけで、9~10月にたくさん人工授精を行うことになります。

牛の妊娠期間は約10か月。こうして7~8月にじゃんじゃん分娩する、という構図になるわけです。

 

夏は熱中症と産褥熱のダブルパンチがあるので、親牛の診療数が跳ね上がり、

むしろこっちが倒れたいわ

と獣医はぼやくことになるのです。

 

寒暖差に要注意!

最近は朝が涼しいせいか、検温しても健常牛は38度台(牛にとっては平熱です)、調子の悪い牛は39度後半と、見分けのつけやすい状態となってきました。

それはありがたいのですが、気温差は夏バテの原因のひとつと考えられています。

てことは、これからも診療数は増えると予想。うーむ、怖いです!

 

 

ところで人間の場合、夏場は効きすぎたエアコンと外気の温度差で、今は朝晩の気温差が体にこたえるようですね。

 

夏バテ防止には脂肪・タンパク質・ビタミン等の補充が効果的と言われており、牛肉はそれらをバランスよく含む食材です。

そんなわけで、次回は夏バテ対策食について考えてみようと思います!