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#80 レシピ公開!ハレの日にぴったり牛肉のパイ包み・赤ワインソース

どうモー、うしコラムです。

お待たせしました、今回は「秋田牛のパイ包み」のレシピをお届けします。

前回ご紹介した「初代ウェリントン公爵」もきっとこの一品には納得のはず!

 

材料と、パイ包みの作り方

まずは本体となるパイ包みの作り方。本家のビーフウェリントンは生ハムを敷いたりパイ生地がもっと厚かったりするそうですが、より手軽なアレンジになっています。

■材料

・リブロース100g
・冷凍パイシート2枚
・マッシュルーム1パック
・玉ねぎ100g

作り方はコチラ!(ちょっと画素が荒いです、スマホで見てくださいね!)

プロの華麗な包丁さばきも必見です。

玉ねぎとマッシュルームは焦がさないように水分を飛ばすイメージで、飴色に色づいて,ペーストのような形になればオッケー、なのだそうです。

 

赤ワインソースの作り方と、パイの焼き方

続いてソースも作っていきましょう。作り方は動画後半をご覧ください!

■材料

・赤ワイン300cc
・ケチャップ30g
・醤油10g
・無塩バター10g
・水少々

オーブンは200°で20分ほどで焼き上げるのですが、このへんはご家庭の機材によって変動するそうです。ご了承ください。m(__)m

さていかがですか!?

これは美味そうじゃないですか!?

この料理が、ご家庭の、特別な1日のおともになれたら幸いです。(#^^#)

 

レシピ提供:細井 庸平さん

和食、会員制フレンチ、パティスリーなど幅広い経験を持つ料理人。直近では麻布十番の名店で勤務し、その卓越した技術を磨いた。27歳で独立。
料理のスタイルは季節の食材を使ったジャンルに囚われないフレンチに和のエッセンスを加えた料理で多くのお客様を魅了している出張料理人。






#80 レシピ裏話:料理名になった人物のこと

どうモー、うしコラムです。

先日、牛の形をしたウイスキーボトルを発見しました。

著作権の都合で直接写真を掲載できないのが残念ですが(コチラから見ることはできますよ)琥珀の液体の入ったボトルは、さながら本物の肉牛のよう。

中身はウイスキーの「ナポレオンXO」とのこと。

 

ナポレオンと言えば

言わずと知れたフランスの天才軍人にして、フランス革命後の皇帝になった人を思い浮かべます。

そう、この人。「不可能」という言葉を削除した特注品の辞書を持っていました(嘘)。

 

皇帝になった後、その勢力範囲を広げるのですが、ロシア遠征に失敗し、エルバ島に島流しになります。

 

しかし不屈の英雄・ナポレオンは島を脱出し復権。フランスに対抗して同盟を組む諸外国と、乾坤一擲ともいうべき戦いを繰り広げることになりました。

戦場は現在のベルギーにあるワーテルロー。

迎え撃つのはイギリス・オランダ連合軍、指揮官は初代ウェリントン公爵ことアーサー・ウェルズリー!

この人こそ、ワーテルローの戦いにてナポレオンを破り、その野望を打ち砕いた人物でした。

 

ウェリントン公爵の好きなもの

 

実は初代ウェリントン公爵の名前は、牛に関連する(?)幾つかのものの由来になっています。

 

ひとつは今も牛どころとして有名なニュージーランドの首都・ウェリントン。

もうひとつは、イギリスでクリスマス料理として親しまれている料理「ビーフ・ウェリントン」。これに関しては諸説ありますが、ウェリントン公爵の好物だったので、その名を冠したと言われています。

それは牛肉のパイ包みで、見た目はそう、こんな感じ。牛肉を塊でいただく、贅沢な一品です。

いかがでしょう、これ、ちょっと食べてみたくありません?

次回はご家庭でも比較的簡単に作れるようにアレンジしたパイ包みレシピをご紹介します!

 

 






#79 子育てしやすい季節

どうモー、うしコラムです。

農家さんへ向かうあぜ道が、色とりどりの花で鮮やかになってきました。

春ですね!

 

植物だけでなく、動物界も賑わってくるこの季節。

食べ物が豊富にあって気候が穏やかで子育てしやすい春に子どもを産む動物は多いです。

では、どうやって動物たちは季節を認識しているのでしょうか?

 

日長の変化を認識

 

春になると昼間の時間(日長)が長くなりますね。

夜の間だけ作られるホルモンがあるのですが、哺乳類はどうやら「その作用時間が短くなった」というのを感じ取って、春の訪れを認知するらしいのです。

参照:中山亨「生物はいかにして季節を読み取っているか」(2005)

 

ところで動物の繁殖は、ウマ・ヒツジ・ヤギなど季節限定で繁殖活動を行う季節繁殖と、ウシやブタのようにいつでも繁殖活動が可能な周年繁殖に分けられます。

ウマなどの妊娠期間が1年の動物や、交尾後2か月くらいで生まれてくるような動物は、日長が長くなってきた頃(春頃)に繁殖活動を行います。

一方で、ヒツジやヤギなどの妊娠期間が半年くらいの動物は、日長が短くなる頃(秋頃)に繁殖行動を行います。

そしてどちらも、子育てのしやすい春に子どもが生まれるのです。

動物は子育て計画がしっかりしていらっしゃる。

 

牛は周年繁殖、だけれども

 

牛は1年中繁殖活動が可能な周年繁殖動物です。

なので、春しか発情も受胎もしない、ということはありません。

しかし現場で人工授精をやっていると、春には受胎しやすく、約285日の妊娠期間を経て晩冬から春にかけて分娩が多くなる傾向があり、「やっぱり春に子育てしたいのかなぁ」と思います。

日本では、なんとか調整して毎月平均的に子どもを生ませるのが一般的ですが、広大な土地があって放牧できるような国では、餌がたくさんある(草が生えてくる)春頃に出産を迎えるよう調整する、なんてこともあるようです。

 

そんなわけで、人間も、おいしいお肉を食べて春をアクティブに過ごす!なんてのはいかがでしょうかっ!?