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#106 秋田の意外な食材&イベント情報!

どうモー、うしコラムです。

寒い日が続きますね。

牧場はえてして冬場冷え込むような土地にあるもので、牧場スタッフの私たちは氷点下で働くのは当たり前。

たまに気温0℃になったりすると、

「あったかいなぁ…」

と思ってしまう私は、多分職業病にかかっています(笑)。

 

東京で秋田

1月は秋田への旅行の話を書きましたが、しかしお忙しくて、なかなか旅行は難しいというかたもいらっしゃることでしょう。

そんな方に、ぜひ!

2月8日・9日・11日は、東京にある秋田のアンテナショップ「あきた美彩館」で、ゆきまつりイベントが行われます!!

秋田の地酒振る舞い、秋田の雪で作ったかまくら展示、そして秋田犬やなまはげ登場のイベントあり!

秋田の寒天の試食イベントもあるそうです。

 

あきた美彩館は東京都品川駅高輪口付近にあります。詳しい情報はコチラ

 

秋田と寒天

ってか寒天!?と思われた方も多いはず。

秋田って、そんなに寒天が有名でしたっけ?

 

実は寒天は秋田の郷土料理にも欠かせない存在なのだそうで。

寒さが厳しい秋田では、食材の保存性を高めるために寒天を利用した料理が受け継がれてきたと言われています。(農水省HPより)

代表的なもので言えば、

・寒天に溶き卵を加えて固めた「卵寒天」。

・野菜や魚介類を寒天で固めた「寒天寄せ」

・刻んだくるみを寒天と砂糖、醤油で味付けして固めた「くるみ寒天」

そのほか、秋田県南部では、ポテトサラダを寒天で固めた「サラダ寒天」や、焼きそばを寒天で固めた「横手やきそば寒天」など、ユニークな寒天料理もあるようです。

 

そんな、秋田の料理に実は欠かせない寒天を味わいに、品川へいってみませんか!?

秋田牛関連商品もありますよ~(^^)/

 






#105 秋田県冬の大型観光キャンペーン!

どうモー、うしコラムです。

前回ご紹介した秋田県冬の大型観光キャンペーンにちなみ、冬の秋田の魅力についてご紹介。

冬の秋田は、雪が織りなす幻想的な景色や温かみある文化が楽しめる、まさに「特別な季節」です。この時期だからこそ味わえる魅力を、少しご紹介します。日常を離れて、心も体も癒されるひとときを過ごしてみませんか?

 

 

最近は温暖化の影響で、日本の積雪量・積雪域面積は減少しつつあるそうです。

そんな今では、雪を見る、それだけでも非日常ですが、いや秋田県はレベルがすごい。

田沢湖周辺の雪景色、八幡平の樹氷などはとくに有名な絶景スポット。息をのむ美しさと言われています。

 

雪→かまくら

雪と言えば横手のかまくら。今年は去年よりも雪が多くてチャンスだそうですよ。2025年は2月15・16日開催です。

かまくらの中で温かい甘酒をいただけば、ほっと心が和みますよ。

イベント情報はコチラ

 

雪→かまくら→グルメ

このサブタイトルは「雪→かまくら→かまくらミート」と締めくくりたかったのですが、観光メインなので自粛しまして。

美味しいものと言えば、秋田名物「きりたんぽ鍋」は外せません。香ばしい比内地鶏のスープが格別です。

地酒を楽しむなら、おともにいぶりがっこクリームチーズ。

そして欠かせないのは、そう、秋田牛!!

雪景色を眺めながら、冬の寒さで脂肪が絶妙に蓄えられた極上の秋田牛をお楽しみあれ!(キャンペーンで秋田牛を食べられるお店はコチラ

 

出典:気象庁






#104 秋田牛ブランドと旅行のはなし

どうモー、うしコラムです。

寒い日が続きますが、体調崩されませぬようご自愛ください。

牛は寒いところが好きとしたものですが、寒ければそれなりにエネルギーを取られ、太りにくくなったり、牛乳の量が落ちたり、体調を崩しやすくなったりと、色々あります。

毛がフッカフカになって触り心地がとてもイイんですけどね!

 

秋田牛ブランド設立10周年!

さて、秋田牛はブランド化されて昨年10周年を迎えておりました。

秋田牛ブランド推進協議会設立総会が開かれ、秋田牛のデビューをお祝いしたのが、2014年10月6日。

実は「秋田牛」という銘柄そのものは1989年(平成元年)からあったのですが、それ以外にも20種類以上の銘柄牛が並立していました。

そういった銘柄を統合し、秋田の魅力をもっと強力に発信しよう!という動きとなり、2年もの協議を経て、今の「秋田牛」は誕生したのでした。

 

その後、色々な取り組みが実現。ブランド化2年目の2016年にはタイ、2017年には台湾への輸出が始まり、2022年には輸出量は30トンを超え、海外でもそのおいしさが認められるようになりました。

台湾向けのPR動画、秋田牛がおいしそうです!

また、「秋田牛枝肉共励会」といった、肉質を競い合う場も定期的に開催されており、その品質を伸ばす活動が活発に行われています。

 

秋田へGo!

そんな秋田県は現在、冬の大型観光キャンペーンを実施中。

令和7年2月28日までの期間、秋田県の冬の魅力と、おいしさいっぱいの食材を楽しめる観光プランが盛りだくさん!

是非こちらのサイトをチェックしてみてください。

秋田県冬の大型観光キャンペーン特設サイト

秋田牛を、秋田の冬景色といっしょにおたのしみあれ!

 

出典:

秋田由利牛振興協議会HP

日本経済新聞2014年10月7日記事

秋田牛便り2024年8月19日

秋田テレビ2025年1月13日

 






#103 蛇と牛のはなし

どうモー、うしコラムです。

新年おめでとうございます。

今年は巳年、へびのように長――く、頑張っていこうと思います!(^^)/

「巳」とは

今年の干支・「巳」は、もともと「胎児」もしくは「冬眠から目覚めて地上に顔を出した蛇」を表し、「始まり、起こり」を意味する文字なのだそうです。

そしてこの干支にあてられた動物「蛇」は、脱皮を繰り返す様から「再生・復活」がイメージされてきました。

こんな干支にちなんで、今年から新しく何か始めてみるとか、一時やめていたことにもう一度取り組んでみる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「蛇」と「牛」

さてお正月と言えば初詣。

今年の干支・蛇と、われらが「牛」が同じ敷地内でまつられている神社があるのをご存じでしょうか。

 

答えは群馬の八坂神社。

 

八坂神社でまつられているのは素戔嗚尊(スサノオノミコト)ですが、この神様の別の姿が「牛頭天王(ごずてんのう)」で、疫病消除の神様だったそうです。

このスサノオノミコトの剣から生まれた女神が市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)で、水の神様であると同時に音楽・金運・芸術の神様であり、弁財天と同じとされてきました。

そして弁財天の化身こそが白蛇、ということで、この神社では本当に生きている白蛇をおがむことができるそうです。

スサノオノミコトと言えばヤマタノオロチ伝説でもありますから、蛇とはなにかとご縁のある神様ですね。

 

疫病退散!

昨年末、牛の業界では「ランピースキン病」という海外の伝染病が国内で発見されたことが話題になりました。

この病気は人間にかかることはありませんが、牛の生産性を落とす病気で、治療方法がないので、牛の関係者にとってはとても厄介な病です。

もしも牧場などが近くにあるような観光地で、消毒ポイントを見つけたら、靴底や手指の消毒など、ご協力お願いします!(^^)/

今年1年、人間にも牛にも変な病気の流行がありませんように!

 

 

 






#102 牛と神話と塩分と

どうモー、うしコラムです。

 

さて年の瀬がせまり、寒さが厳しさを増してきましたね。

こんなときは温かい南国…とは逆方向に突き抜けて、いっそ北欧の氷の世界を楽しんでみるというのはいかがでしょう?

今回は、牛に関する北欧神話のお話です。

北欧神話の世界:世界の始まりに、牛

北欧、ノルウェーやデンマークといったヨーロッパ北部の国々では、キリスト教が広まる前のゲルマン民族の信仰に基づく独自の神話が伝承されています。

実はこの神話では、牛はかなり序盤、というかスタートから出てくることになるのです。

 

原始、まだ人類はおろか神々さえもいない時代。

世界は「ギンヌンガガップ」という混沌とした空間から始まり、そこに氷山の雫から誕生した生物が巨人ユミルと牝牛アウズンブラ。(はい、いきなり登場!)

アウズンブラは、その乳で(つまり牛乳で)ユミルを養いながら、自らも生きるためにしょっぱい氷を舐め続けました。

そして、その氷を舐めるうちに、氷の中から最初の神であるブーリが姿を現した、とされています。

 

その後、最初の神ブーリはブル(男性の神。牛を彷彿とさせる名前ですが、綴りが全く違います)を産み、ユミルはどんどん子孫を増やし「巨人族」を形成。ブルはその巨人族の女性ベルトラと結婚し、3人の子どもが生まれます。

この3人の神が有名なオーディンと、ヴィリ、ヴェーであり、彼らが現在につながる世界を作った…というのが、世界の始まりの大まかなあらすじ。

 

塩!

私がちょっとびっくりしたのが、原文に、本当に「アウズンブラは塩辛い氷の塊をなめた」というくだりがあることです。

北欧なので海水が凍った氷山なり流氷なりが漂着するのが日常的だったのかもしれませんが、それをなめさせる動物を「牛」とした、このチョイス。

 

実際、牛は塩を好む動物です。牧場の牛が岩塩のブロックを舐めている様子を見たことがある方もいるかもしれません。

牛にとって塩分は健康維持に欠かせないもので、岩塩を与えることで以下のような効果があります。

  • 脱水を防ぐ
  • 体液のイオン・ミネラルバランスを整える
  • 食欲増進・消化を助ける

夏場なんかは特に岩塩の消費が早いですね。岩塩が不足すると、色々な病気が発生しやすくなります。

古代ゲルマン民族は、もしかして牛の生態を見てこのような神話の着想を得たのだろうか…?

と思うと、とても興味深いです。

 

ステーキを食べるときのおススメ塩3選

さて、塩つながりで、お肉をおいしくいただくお話。

言わずもがなですが、牛肉は塩との相性も抜群です。塩の選び方ひとつで、さらにおいしさが引き立ちます。

ステーキを食べるときにおすすめの塩を3つご紹介!

岩塩:粗めに砕いた岩塩は、ステーキのジューシーさを際立たせます。噛んだときに塩の粒がほのかに溶け出す感覚が楽しいです。

フレークソルト:サクサクした食感が特徴のフレークソルトは、塩味がまろやかで肉の甘みを引き立てます。テーブルで仕上げにふりかけても◎。

燻製塩:スモーキーな香りが加わる燻製塩は、焼いた牛肉に深みをプラスします。おもてなしの食卓にちょっとしたサプライズを加えたいときにおすすめです。

 

余談

全くの蛇足ですが、今回でコラムは102回目。

102と言えば元素記号102はノーベリウム、ダイナマイトとノーベル賞で有名なノーベルにちなんだ物質。ノーベルと言えばスゥエーデン…

と、偶然にも北欧つながりを見つけたので、書いてみた次第です。おしまい。

 

 






#101 レシピ公開!かまくら風たっぷり秋田のサンコーチョ

どうモー、うしコラムです。

コラム掲載101回目ですね、次の新たな100回目指して、これからも頑張っていこうと思います!

 

さて前回。「100」にちなんでご紹介した煮込み料理「サンコーチョ」。

レシピ提供者の情報によると、ドミニカ共和国の人気郷土料理なのだそうです。

これを秋田成分たっぷりにアレンジしたレシピを、今回はご紹介します!

材料

食材(4人前)
・秋田牛バラ肉…250g
・八幡平ポークバラ肉…250g
・比内地鶏もも肉…250g(3分の2枚分)
・粗挽きソーセージ…2本
・ジャガイモ(Lサイズ)…2個
・シメジ…2分の1株
・マイタケ…50g(だいたい2分の1株)
・キリタンポ…2本
・セリ…2分の1束(約60g)
調味料[A]
・塩…小さじ1
・コショウ…少々
・オレガノ(ドライ)…少々
・レモン汁…小さじ2
その他
・ブイヨンキューブ…3個
・サラダ油…大さじ3

作り方

  1. 秋田牛、八幡平ポーク、比内地鶏ともに5㎝角にカットしてボウルに入れて、調味料[A]で下味を漬けます。粗挽きソーセージは半分の大きさに切ります。
  2. ジャガイモは肉よりも少し大きめにカット、シメジは石づきの部分を取り除いて小房に分けておきます。また、セリはザク切りにして仕上げ用に別に寄せておきます。
  3. 深手の鍋にサラダ油を敷き、中強火にかけたら1.の肉を炒めます。
  4. 肉にこんがりとした焼き色が付いたら、全体が浸るくらい水を加えて強火にします。
  5. 4.にブイヨンキューブ、ソーセージ、ジャガイモ、シメジを入れて沸騰してきたらアクを取りながら弱火に落とし、蓋をして30分ほど煮込みます。
  6. 肉が柔らかくなったら、スープの中に適当な大きさにちぎったキリタンポを入れて3分ほど煮込みます。
  7. 器に移し、仕上げにセリを飾って完成!
    ※ジャガイモ以外に里芋、サツマイモ、かぼちゃなどお肉以外の具材はお好みで大丈夫。
    ※ブロック肉が手に入らない場合は煮込み・シチュー用のカットでもOK

 

めっきり寒くなった昨今、秋田のおいしさを存分に感じる煮込み料理で、暖かくしてお過ごしください!(^^)/

 

レシピ提供

皆川拓磨さん:秋田市の閑静な住宅街の中にある地元食材を使った創作料理店の店主。

市内全戸配布のフリーペーパー《a KuRaSu(エークラス)》のレシピを担当。

また、秋田中央畜地場産品協議会の幹事、異業種交流会《酒農会議(しゅのうかいぎ)》の主宰を務める活動は料理人の枠を超え多岐に渡る。

インスタグラムはコチラ

 

 






#100 祝100回!うしコラム♪

どうモー、うしコラムです。

とうとうきました、100回目ーーーーー!!!♪ヾ(≧▽≦)ノ

 

2022年3月からなので、いやー、2年半ですか。

途中からレシピ動画を入れるといった工夫も始まり、書き手としては毎度楽しみながら情報発信させていただいております。

何について書こうかと毎度悩みはするのですが、探してみると意外と身の回りに牛の絡むネタはころがっていて、牛がいかに人間の生活に密着しているか、あらためて再発見させられる日々でした。

これからも牛と私たちの接点を楽しくご紹介できるよう、がんばります!(^^)/

 

100と言えば

皆さんは100と聞いて何を連想するでしょうか?

私は、子どもの頃にさほど縁のなかったテストの100点か、当時は100円で買えた缶ジュースか(歳がばれる)、1メートルは100センチ、1ドルは100セント…

 

水の沸点100℃、なんてのもありますね。

 

子どもの頃は、

「水は0℃で凍り、100℃で沸騰、キリのいい数字でそんなことが起こるなんて、すっごいフシギ!!」

なんて思っていたのですが。

 

しかしその後、1742年スウェーデンの天文学者アンデルス・セルシウスの提案が発端で、水の凝固点を0度、沸点を100度と定義するという、「摂氏(℃)」という温度単位誕生の歴史を知り、

「水を基準に温度が決められたのなら、不思議でも何でもないな…」

と微妙な気持ちになったものでした。(´ω`*)(遠い目)

 

「(湯を)沸かす」という意味の料理がある

さて、100℃=沸騰から連想する料理がこちら。

 

パナマやコロンビアといった中南米で、家庭の味として親しまれている「サンコーチョ」という料理をご存じでしょうか?

肉を芋類・豆類・トウモロコシなどと煮込むスープ料理で、ラテン風ポトフといったところ。

一般的にはシンプルに肉の出汁と塩をベースとした味付けなのだそうで、白いご飯にもぴったり合う!との評判です。

 

この「サンコーチョ」という言葉、実はスペイン語で「沸かす」という意味なのだそうで、ほら、「100」回目のコラムに紹介するにはぴったりの料理ではないでしょうか!?

 

検索してみると鶏肉や豚肉を使うレシピが多いのですが、ここは贅沢に秋田牛を使ったサンコーチョにしてみたい!

 

という事で次回、「秋田牛のサンコーチョ」のレシピをご紹介します。お楽しみに!

 

 

 

 

 






#99 100回目前!白い牛のはなし

どうモー、うしコラムです。

なんといよいよ99回、100回まであとひとつ…

色々書いてきたなぁと感慨深いですが、せっかくなら99と牛を絡めて書きたいという欲が沸々としており、さあ今回はどんなこじつけが出てきますか!?

99と言えば

昔から99歳のことを「白寿」と言いますが、これは「百」から「一」を引いたら「白」になるというダジャレからきたものと言われています。

白…い牛って、特に肉牛としては日本ではまず見かけません(乳牛では、たくさんいるんですけどね)。

大抵、黒毛和種という、黒っぽい毛色の牛が使われています。

逆に世界では普通にいたりするのかな?と思いググってみると、これが都合よくいるのです。

 

その名もシャロレー牛。

 

フランス・ブルゴーニュ地方のシャロレーやヌヴェールといった地域が産地のこの牛は、その美しい白い被毛と豊かな肉質から「白い宝石」とも称されます。ほら白い!

その肉は赤身が多く、脂肪は少なめ、それでいてしっかりとした旨味があると言われ、フランス国内外で高く評価されているそうです。日本で言うと、「褐毛和種」(熊本の「あか牛」など)が同じようなポジションになるのかな?

白い被毛と鮮やかな赤肉、紅白で実にめでたい牛ですね!

 

フランス・シャロレー地方といえば

さて、こちらフランスのシャロレー地方は、ググってみるとフランスの中央部、北緯46度30分あたりにあるではありませんか。

なんと都合の良いことに、これは…秋田県南部に相当する緯度なんですねー!

秋田もフランスのシャロレー地方も、寒冷地特有の気候を持ち、四季を通じて寒暖差がある地域です。

牛は暑さよりも寒さに強いので、寒冷地=牛肉の産地というところでつながるのかもしれませんね。

 

ところで、寒さに強いと言っても、耐寒のためにカロリーを消費するので、寒ければ寒いほど発育が良いというわけではありません。

寒さに対抗する手段のひとつが、体に蓄えられる「脂肪」。

日本では、筋肉に適度に脂肪(サシ)が入ることで寒さに耐えるという品種が、日本人の嗜好にも合って選ばれていったわけですね。

海外では脂肪の少ない肉が好まれたのか、「脂肪が少なくても寒さに耐える牛」が選ばれていったように思います。

一体どうやって寒さをしのいでいるのかな…と、牛に対するナゾと興味はますます深まるばかりです。

 

そんなわけで、むりやり秋田に着地したところで、次回いよいよ100回目です!(^^)/

(☝びっくりしたことに、上までの文章で文字数は999文字でした(笑))

 

 






#98 レシピ公開!かまくら風やまと煮ナポリタン

どうモー、うしコラムです。

 

さて今回はいよいよ!牛肉大和煮を使ったレシピをご紹介。

☝こちらですね、今回の主役。

一見武骨なこの缶詰が、大人にも子供にも人気の一皿に大変身!

 

今までステーキ肉などをどうやって更においしくいただくかを動画にしてきましたが、今回はちょっと趣向の変わったレシピとなります。

詳しい作り方はコチラ↓

材料(1人前)

・牛肉大和煮缶詰…1缶
・パスタ…100g ※動画では1.8mmを使用
・玉ネギ(Lサイズ)…2分の1個
・ピーマン…1個
・乾燥パセリ…適量

調味料〈A〉
・ケチャップ…大さじ3
・トマトジュース…60ml
・デミグラスソース(缶詰)…大さじ4

その他
・バター…20g
・白ワイン…50ml
・サラダ油…大さじ2

 

作り方

  1. 深めの鍋にお湯を沸かし塩を入れ、パスタを茹ではじめます。湯で加減はお好みで。 ※お湯に入れる塩の量は1Lに対して5~10gが目安です。
  2. ピーマンは種を除き、縦半分に切ったら5㎜幅に切りそろえます。玉ネギは皮をむき、同じく5㎜幅にカット。
  3. フライパンにサラダ油を敷き、火にかけたら2.を入れて炒めます。
  4. 玉ネギが透き通りはじめたら白ワイン、調味料A、大和煮缶詰を汁ごと入れ、混ぜ合わせます。
  5. パスタが茹で上がったら4.に入れ、全体にトロミがつくまで煮込んだら仕上げにバターを加えます。
  6. 器に盛り付け、彩りに乾燥パセリをふったら完成!

補足:パスタの茹で方について

※4.の工程の際にパスタがまだ茹で上がっていなければ、一度フライパンの火を止めて待ち、パスタが茹で上がる方を優先しましょう。

※動画のパスタの茹で時間は10分です。

 

レシピ提供

皆川拓磨さん:秋田市の閑静な住宅街の中にある地元食材を使った創作料理店の店主。

市内全戸配布のフリーペーパー《a KuRaSu(エークラス)》のレシピを担当。

また、秋田中央畜地場産品協議会の幹事、異業種交流会《酒農会議(しゅのうかいぎ)》の主宰を務める活動は料理人の枠を超え多岐に渡る。

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#97 むりやりカレンダー②獣肉の日

どうモー、うしコラムです。

前回は暦の霜降をむりやり牛肉に結びつけましたが、今回はどんな荒業が飛び出すやら。

 

10月29日は

もうタイトルから既に分かっていた、という方も多いでしょう。

そう、10(じゅう)29(にく)で10月29日は「獣肉の日」。

読み方は「ジビエ」の日だそうです。

 

ジビエとは狩猟によって捕獲された野生動物またはその肉を指すフランス語。私たちが日ごろ扱っている牛とは対極にあるような存在ですね。

日本ではジビエと言えばイノシシ・シカ・熊といった動物が挙げられます。

シカやイノシシは、山間部にお住まいの方であれば割と身近にいるかもしれませんよ。私の生活圏内でも夜間カメラを設置してみると、ほらこの通り。

ニホンオオカミが絶滅してからはこうした動物が幅を利かせるようになり、農作物や樹木に被害をもたらすなど、農業・林業にとっては困った存在にもなっています。

 

ジビエの食べ方

そこで狩猟して私たちの食糧にさせていただくわけですが、相手は野生動物。どんな病気を持っているか分からない!

人にも感染する病原体(寄生虫とか)を持っている場合もありますので、絶対に、ぜっっったいに生で食べてはいけません。よーく加熱することが重要です。

ジビエを安心して安全に食べる仕組みとして、2014年に「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」が策定され、2018年には「国産ジビエ認証制度」が制定されています。

さて、ジビエはえてして癖が強く、味付けや薬味を濃くをした方が食べやすいと言われています。

 

そこで好まれるのが甘辛く煮る方法。

「大和煮」なんて言葉をきいたことありませんか?

 

大和煮は肉を醤油・砂糖・生姜で甘辛く煮たもので、もともと缶詰の料理として開発されました。

現在では日本各地のお土産屋に鹿肉の、北海道では熊肉の大和煮缶詰が販売されていますね。

 

秋田牛の大和煮もある

大和煮からむりやり秋田牛につなげるのですが(笑)。

 

そんな大和煮ですが、秋田牛もその缶詰になって販売されているのはご存じでしょうか!?

弊社ECサイトで購入でき、長く愛されている商品のひとつです。

そのまま食べてもおいしいのですが、これをもっとおいしく食べる方法はないものでしょうか!?

 

そう考えて作られたレシピを…

 

次回紹介します!(続くっ!)

 

 

参考:農林水産省HP