メニューを表示する
秋田の食肉卸 秋田県産黒毛和牛・豚肉・鶏肉・国産牛肉・国産ブロイラー・国産ホルモン・その他各国輸入肉
秋田の食肉卸・小売り お肉・黒毛和牛は秋田かまくらミート

#40 こんなステーキソースはいかがでしょう?リンゴと玉ねぎのマジック!

どうモー、うしコラムです。

今月もステーキをよりおいしく食べるためのソースとサイドメニューを紹介します!

 

前回はさっぱりすっきりいただくためのレシピでしたが(ソースレシピ&焼き方の動画はコチラ)、しっかりとしたお肉の脂を楽しみたいときもありますよね。今回のソースはそんな時にぴったり。リンゴと玉ねぎを、醬油・みりんとお酒で整えます。

今調理したフライパンに残った肉汁を使うので、お肉の旨味を余すことなく楽しめます。

かといって、もたれるようなこってり感ではないというのが秋田牛の良いところですね。

 

また、お肉の脂を引き立たせるのに相性ピッタリなのは、やはり炭水化物。ジャガイモをサイドに添えてはいかがでしょうか?

電子レンジでできてしまうので簡単。ハーブとオリーブオイルの香りがまた食欲をそそります。

 

さて、前回の動画では家族の再会に花を添えた秋田牛でしたが、今回のレシピ、一体どんな場面を彩ることになるのか!?ツイッターをお楽しみに!

 

※動画作成・料理:ご飯セラピスト・オリカナさん(Instagramはコチラ!)

 

 






#39 東京で秋田由利牛フェア!

どうモー、うしコラムです。

 

今回は東京でのイベント告知です。さあ今年も秋田由利牛をおいしく食べられるチャンス到来!あなたはステーキ派?それともすき焼き派?

 

2023年1月21・22日(土日)に東京で秋田由利牛フェアが行われます。今回はあきた美彩館とナショナル田園の2か所で同時開催!イベント内容がそれぞれ異なるのでご注意ください。抽選もあるので、この記事は一番下まで読んでみよう!

 

《あきた美彩館》

・ランチ:すき焼き定食 11:00~15:30(LO14:30)

・ディナー:ステーキ 17:00~22:00(LO21:00)

場所:東京都品川区高輪4丁目10−18 ウィング高輪WEST-Ⅲ 1階(品川駅高輪口を出て横断歩道を渡り、
Wing高輪内いちょう坂を登り徒歩3分、品川駅から251m)

HPはコチラ

 

《ナショナル田園》

・精肉販売 10:00~20:00 試食もあります!

場所:東京都世田谷区玉川田園調布2-6-21( 自由が丘駅(正面口) 徒歩12分 田園調布駅 徒歩9分)

HPはコチラ

 

 

なお、ツイッターはコチラなんですが、これを1月21日までにこのアカウントをフォローの上リツイートすると、抽選で秋田由利牛カレーが当たるそうです!

秋田由利牛カレーは、ゴロっと存在感たっぷりな牛肉を楽しめる逸品カレーです。早速ポチっと!!






#38 ビーフシチューもおいしいよ!

どうモー、うしコラムです。

寒い日が続きますね。温かい煮物がおいしい季節です。

 

日本の煮物と言えば肉じゃがが挙げられますが、一説によると海軍元帥・東郷平八郎とつながりがあるとか。(※諸説あり)

というのも、東郷元帥が軍艦のシェフに「ビーフシチューを食べたいなぁ」とリクエストしたもののシェフは作り方が分からない。なんかこう、色が焦げ茶で、肉とじゃがいもニンジンの入った煮物で、甘辛く…という情報しかない中で、シェフは船内にあるもので工夫を凝らし、なぜか蒟蒻など入れたりして「こんなもんかいな?」と出したのが、今の肉じゃがであったそうで。

 

そもそもビーフシチューのベースとなるデミグラスソース、作り方を調べてみると、まずは牛骨や牛スジ肉を煮込むことから始まります。缶詰でもないと軍艦内で作るのは難しそう、牛骨は軍艦に積まないかな…。

しかも出来上がるまで約7日。デミグラスの語源は「デミ(半分)」になるまで煮込み、「グラス(鏡)」のようにテカテカになっている、ということなのだそうです。うん、とりあえず今日のところは諦めましょうか閣下。

 

時は流れ、デミグラスソースが缶詰になって市販されるのは1970年代のこと。結構最近だったんですね。

幸い現在はレトルト食品などになって、元帥渇望の煮込み料理を過程で手軽に味わえるようになりました。

かまくらミートでもこだわりのビーフシチューを販売しています(ECサイトをご参照下さい)。秋田の横手牛がしっかりと入った贅沢な一品ですよ!

 

料理の歴史秘話も味わいながら、どうぞ温かく楽しい夜をお過ごしください。

 

 






#37 レシピ公開!ステーキをさーらーにーおいしく食べよう

 

どうモー、うしコラムです。

 

2022年12月末現在、ツイッターで公開中の動画「帰省編」、ご覧になりました?

ところで、この家族が食べているステーキは、更においしく食べられるよう、実は付け合わせも工夫されています。

今回はそのレシピを動画でどうぞ!

 

なぜ春菊?というところですが、これを使ったのは

①冬場の旬野菜であり、よく出回っていて使いやすいこと

②ほうれん草や小松菜に比べて香りが強く、おひたしにすることでお肉の脂を食べやすくさせてくれること

が理由です。

 

もとより秋田牛の脂はすっきりしていて食べやすいのですが、更にお箸(フォーク?)が進むように。

かつ、食べ過ぎてお腹が苦しくならないようにと、動画の奥さんは家族と夫の両親を気遣ったのでした。

…そう考えると、なんとなく家族の会話も聞こえてくるような気がしませんか?

 

素敵な食材があると、会話もきっとにぎやかに。

皆様も、秋田牛をお供に、大切な方と素敵なひと時をお過ごしください。よいお年を!

 

※動画作成・料理:ご飯セラピスト・オリカナさん(Instagramはコチラ!)






#36 レシピ公開!ステーキをもっとおいしく食べよう

どうモー、うしコラムです。

 

さあ年の瀬が迫ってきました。クリスマス、大晦日、そして正月と、家族や友人など大切な人と集まる機会も多くなりますね。

コロナもあったし、世の中色々騒がしくて忙しかったし、で今年久しぶりに帰省するといった方も多いかも。

久しぶりに会う人たちと、特別なひと時を過ごす。それを秋田牛がお手伝い。

そんな気持ちで作られた動画を現在Twitterで公開中です。ぜひご覧ください!

 

ご覧になりました?

さて問題。この家族が食べているこの一皿、どうやって作ったのでしょーーか!?

その答えがこちら、まずは焼き方。

さて焼き終わったら温かいうちにいただきましょう、焼いたフライパンにはとりあえず水でもはっておいて…とその前に!

焼いた後のフライパンを使って、肉汁も余さず使ってしまいましょう。お肉の脂がもたれるという方にもおいしくいただける、さっぱりとした和風ソースはいかがですか?

 

意外とカンタン!さあ、素敵なひと時をお過ごしください。

(しかし更に次回に続くのだ!)

 

※動画作成・料理:ご飯セラピスト・オリカナさん(Instagramはコチラ!)






#35 全国和牛能力共進会レポート(3)「ユニークなPR!」

どうモー、うしコラムです。

 

さて、試食ブースは各県のPRの場でもあり、それぞれ趣向を凝らした展示が行われていました。

 

熊本県はやっぱり宣伝部長「くまモン」(れっきとした地方公務員です)が大活躍!

 

広島県は、外国人観光客をターゲットとした「侍ビーフ」をPR。広島と言えば戦国大名・毛利元就ですね。

試食会場に置かれた甲冑がひと際注目を集めていました。

 

千葉県は認知度向上を目指し、同県内のアーティストがPRポスターを作ったそうです。和牛PRのキービジュアルに人物を大きく採用するのは珍しいですね。モデルのかたは千葉県産牛肉のPR大使として起用され、イベントなどでご活躍されているようです。

(上の写真はパンフレットをそのまま掲載しました。公式サイトはこちら

 

これらの例を見ていると、「何を伝えるか」もさることながら、「誰が伝えるか」もとても重要なことだと感じます。

 

さて、そのほか。

和牛は「黒毛和種」であることや、高級感を醸し出すためか、PRには黒や暗色をベースにした宣材が使われることが多いのですが、香川県は逆を突いた色使いでした。

オリーブは香川県の特産品であり県花・県木ですね。他ブランドと並んでみるととても目を惹く存在となっていました。爽やかな色合いだなぁ。

 

共進会で高評価だった島根県のブースでは、出雲大社をイメージさせる大きな注連縄(しめなわ)が使われていました。いや圧巻の一言。いい写真が撮れなくてお伝え出来ないのが残念!代わりに公式のFacebookサイトをご覧ください。

PR用の素材もヒーローものの動画やキャラクターグッズなどが用意されていて、なんとも楽しそう。

島根県がユニークだったのは、島根県で働きませんかと人材募集もしていたことです。企画に携わっておられる方とお話ししてみると、良い牛を作り、産業を盛り上げるには、やはり「人」が必要とのこと。

 

こうして並べてみると、日本全国で様々な創意工夫が行われていますね。縦に横に、色々な人が試行錯誤している様子を肌で感じることができました。牛の業界が全国的にもっともっと盛り上がることを願ってやみません。

私たちも頑張っていこうと思います!






#34 全国和牛能力共進会レポート(2)「もくもく」

どうモー、うしコラムです。

 

全国和牛能力共進会鹿児島大会の様子をお伝えする第2弾です。

鹿児島大会は共進会史上かつてない広さの会場が使われたそうです。ちょっと高いところから見てみると

いやぁ広い。歩きましたー!

参加者数は30万人を超えたそうです。

 

そして肉牛のイベントらしく、あっちでもくもく

こっちでモクモクと、

焼き肉の匂いがあちこちで漂っていました。

 

目玉はなんといっても各県ブランド和牛の試食会。日頃なかなか食べられない様々な高級ブランド和牛を無料で試食できるだけあって大変な賑わいでした。

 

秋田県もお肉をふるまい、この行列!

 

ここでも、はい、じゅー--っモクモク!

 

お客様には秋田牛のPRも欠かせません。接客担当は秋田県職員の獣医さん。まさに官民一丸となったイベントです。

 

試食会終了後には、出展した県同士でお肉の交換試食を行うなど、忙しくも楽しいひと時を過ごしました。

秋田牛も、他県の牛も、おいしかったです!もぐもぐ。

 

 

 

 






#33 全国和牛能力共進会レポート(1)「戦いの結末と過程と」

どうモー、うしコラムです。

この前、私の所属する農場も気温1℃になって、凍えた手を牛のおしりに突っ込んで(直腸検査ですヨ、仕事ですヨ)「あったけぇ…」と思わずほっこり…

 

いやそんなことはともかく。

 

5年に1度の和牛の祭典、全国和牛能力共進会鹿児島大会が先月終了。生産現場では余韻に浸ることなく、次の北海道大会に向けて準備が進んでいることでしょう。

簡単に振り返ってみますと、今回は何といっても鹿児島・宮崎の強さが光った大会でした。各区のトップ3は下表のとおりです。

優等-1席 優等-2席 優等-3席
1区 若雌 鹿児島 大分 岩手
2区 若雌の1 大分 宮崎 鹿児島
3区 若雌の2 宮崎 鹿児島 宮崎
4区 繁殖雌牛 鹿児島 宮崎 北海道
5区 高等登録 鹿児島 宮崎 北海道
6区 総合評価 鹿児島 宮崎 島根
7区 脂肪の質 宮崎 島根 広島
8区 去勢肥育牛 鹿児島 島根 岐阜
特別区 高校・大学 鹿児島 宮崎 岩手

審査では、牛の外観や発育状態のほか、種牛としての能力や産肉能力、肉質などが評価されます。体型は太っていても痩せていてもダメ。理想的な範囲に収まっていることが重要です。

 

共進会では、全国各地から地方予選を勝ち抜いた猛者(猛牛?)が集まります。それなりに素晴らしい体型・肉質の牛ばかりのはずですが、しかしそこは生き物。予選から大会当日までその体型を維持できるとは限りません。

 

動物にとって輸送によるストレスは大きいものです。例えば、下のグラフは6区に参加した秋田の牛と鹿児島の牛の体重を比較したものですが、鹿児島の牛の体重は比較的そろっているのに対し、秋田県の牛は体重が落ち、ばらついてしまいました。(グラフの縦軸は体重)

いかに牛のベストコンディションを保ったままでの長距離移動が難しいかが分かりますね…。

 

 

そこでふと疑問が生じます。

前回の宮城大会、この時鹿児島の牛は、今回とは逆に長距離移動する立場となっていました。しかしそれでも良い成績を納めています。

いったいどうやって?

 

鹿児島の方に伺ってみると

「実は移動中に痩せることを見越して、予めちょっと太めにしておくんですよ」

 

…まさかそんな技があるとは!!

さらっと言われましたが、決して簡単なことではないでしょう。まさに模倣困難のノウハウが蓄積されているのだろうな…と思いました。

 

インタビューに答えてくださった方がおっしゃるには

「大会が終わるまで、スタッフも獣医師も、凄くピリピリしてましたよ(笑)」

 

…実に想像に難くない。

和牛が、各県こうして品質を磨き合ったうえで私たちの手元に届くことを、改めて実感しました。

 

データ出典:

第12回全国和牛能力共進会受賞牛名簿

第12回全国和牛能力共進会出品牛体型測定値






#32 牛と化け物について

どうモー、うしコラムです。

先日ハロウィンがありましたので、ちょっと魔物系のお話。

 

牛は昔から人間の身近にいるためか、神の化身にも魔物の類にもなっていますね。温厚で恵みをもたらすたおやかな姿は神のモチーフとなり、強く荒々しい側面が禍々しいものをきっと連想させたのでしょう。

 

にんべん(イ)に牛と書くと「件(くだん)」という妖怪になります。絶対に外れない予言を残して死ぬ妖怪です。もう「なんのためにそんな生き方を…」と思わずにはいられません。日ごろ使う「例の件、どうなった?」というのは、「件(くだん)が言い残したあの話はその後どうなった?」という意味ですね。

そのほか、地獄の看守は「牛頭(ごず)」といって、文字通り牛の頭をしていますし、いわゆる「鬼」も頭に角があるのは牛がモチーフだからと言われています。鬼の通り道である「鬼門」が「丑寅(うしとら)」の方角にあるのも偶然ではないでしょう。

 

西洋では悪魔と言えば山羊のイメージがあるので、ハロウィンに牛は馴染みませんかね?

いやいや、たまには和のテイストで鬼神の類の仮装を楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。例えばこういう…

って、「なまはげ」やないかー-い!(-_-)/

どこまでも秋田県推しのブログですので、おあとがよろしいようで。m(__)m

 






#31 養牛はハイテク産業!?交配適期をつかむテクノロジー

どうモー、うしコラムです。

 

前回、修行日記で牛の発情周期の話をしました。21日間周期の中の1日だけが人工授精のチャンスであると。

そこで疑問が。「そんな微妙なタイミング、どうやってつかむの!?」と思ったアナタ、鋭いです!

 

実は多くの動物で交配適期は、メスの腰骨の上にオスが乗っかって、メスがおとなしくしていればアタリ、暴れればハズレ、というふうに見極めできます。養豚の場合だと、例えば従業員が雌豚の腰骨に座り、

・おとなしくしているようなら交配適期

・振り落とされれば、まだダメ

という要領で交配可能の豚を見つけることもあるんですね。

 

牛の場合、発情が来るとメス牛同士で乗ったり乗られたり、といった行動をするので、それを見つけたら「キターーー!(; ・`д・´)」と人工授精師を呼び…

 

いや待て待て。

牧場が広かったら、それをいちいち見つけるのって大変じゃない?と気付いたアナタ、ほんとにその通りです。

 

以前はそこで苦労があったようですが、しかし今は心強い味方がいる。

なんと!首につけたセンサーが発情時期を見極めるんです!

 

発情が来ると歩数が上がったり、首を振る回数が増えたりするので、そのような兆候をウェアラブルデバイスのセンサーが感知するという、まさかのICT化。

 

豚の繁殖のイメージしかなかった私は、「牛にセンサーがつく時代か…」と驚いたものですが、今はそれどころではありません。

 

牧場のDX化を推進する企業・株式会社ファームノートの方に伺ってみると

「単純に何歩以上歩いているから発情というのではなくて、AI(人工知能)がいつもと違う動きを感知して知らせてくれる仕組みです」

…す…すげぇ…グラフの黄色い部分が発情をつかんだところですね…

 

まるで牛との対話を可能にしてくれるようなテクノロジー。

近年いろんな企業がこの分野に参画していて、今後どんな進化をするのかとても楽しみですね!

 

余談ですが、先日の全国和牛能力共進会でもファームノート社は大きなブースを出して注目を浴びていました。

 

ITの力で畜産業も盛り上がりますように!

 

写真提供:株式会社ファームノート