どうモー、うしコラムです。
今年の夏は暑かった…毎年言っているような気がしますが。
そして11月に入っても夏日が続いた、かと思えばいきなり寒くなったりしています。皆様も体調を崩されぬよう気を付けください。m(__)m
秋の目玉の風物詩
涼しくなると、だるくて動けなかった夏場の負債を取り返すかのように動き始めるものがあります。
先日牛舎で作業をしていると、とても人懐っこく、甘えてくる牛がいます。
私が歩くとどこまでも付いてきます。
いやぁかわいいなあ(*´▽`*)…
しかしよく見ると、牛の鼻息が少し荒い。ふーっふーっ。
私の方に顎を乗せて頬ずりをしてくる。そして「ムムッ」という鳴き声が聞こえる。
あ、これはやばいやつだ。
と思うや否やぐわっと立ち上がって私に乗りかかろうとしてくる!そう、発情!!
さすがに私も600㎏の牛を背負えるほど頑丈ではないので、とにかく退散。
甘えのつもりの頭突きを急所に食らうこともあるので、本当に気が抜けない。
この時期は夏場暑くて発情兆候の見られなかった牛たちが、わらわらと復活してくる時期でもあるのです。
牛の目=cow’s eyeとbull’s eye
こんな感じで牛舎に入るやビシビシと牛の熱い視線を受けている今日この頃ですが、「牛の目」の英訳「cow’s eye」には納得の意味があります。上の話から何となく想像つきますか?
実は、「色目を使う」「(女性から男性に向けられる)うっとりした目つき」という意味があるのです。
牛にじゃれつかれている様子を英語圏の方に見られると、「まさにcow’s eyeだねぇ」なんて言われたりします。
いやリアルなcow’s eyeはありがたくもなんともないのですが(^^;)。
ちなみに、雄牛の目=bull’s eyeだとどうなるか?
これはいわゆるダーツの的の中心点、「標的」という意味になります。
そこから「急所」という意味も派生し、「hit the bull’s eye」で「急所を突く」という意味になるそうです。
つまり私なんかはcow’s eyeを寄せられてbull’s eyeを突かれていたというわけで。
今日も牛の行動から目が離せない1日になりそうです。m(__)m