どうモ―、うしコラムです。
牛の肉っておいしいですよね、今日もありがたくいただきます。
しかし…牛って、どうして「うし」と呼ばれるようになったのでしょうか?鳴き声がもとになっているわけでもなさそうですしね。
牛は大昔から人間と生活を共にしていました。アルファベットのAはもともと牛の頭の形からきているというぐらい昔から。農耕にも使われるようになり、そして食べるとおいしかった。日本に伝来したのは稲作と同じ時期にユーラシア大陸(ってざっくりですが)から、と言われています。
諸説あるようですが、書籍を紐解いてみると、うしという呼び名については中国語の下のような言葉を語源とする説が書いてあって。
・大きい(口に大=ウ)姿(形=シン)
・はたらく(務=ウ)強大なもの(犀=シ)
・猛々しい(武=ウ)強大なもの(犀=シ)
・おいしい(嫵=ウ)食べ物(食=シ)
・大きい(口に大=ウ)お供え物(牲=シン)
以下想像ですけど、牛を始めてみたご先祖様が、「こ…この生き物は…なんすか!?」と運んできた人(多分漢語を話す渡来人)に問うたところ、
「務犀!(働く動物だよ!)嫵食!(食べるとうまいぜぇ!)」との答えで、ははぁ、ウシねぇ…と、
なったんじゃないかと、勝手に思いを馳せております。
※参考図書:江副水城著「獣名源」(パレード)
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