どうモ―、うしコラムです。
唐突ですが、キリンの鳴き声って聞いたことあります?
そう、子どもに動物の絵本を読み聞かせていて、「鳴きマネやって!」と言われて、大抵キリンで挫折したんじゃないでしょうか?ええ、ウチがそうでしたとも。
「キリンは鳴かないよ!」…いやいや、鳴くんです、なんと牛とほぼ同じように、「モー」と。
私も最初はウソだぁと思って近所の動物園のキリンコーナーに貼り付いてみましたが、ホントにモーと鳴きましたね。
実はキリンは牛に近いところがあって、偶蹄類(蹄がふたつ)で反芻動物です。
反芻というのは、草を食べて一旦胃袋に入れておいて、また口に戻して噛みなおして…という動きを繰り返すことです。
キリンが食べたものは、あんな長い首を行ったり来たりするのか…と思うと、キリンは大変だというか、どうして牛とキリンは似た仲間同士でこんなに形が違うんだろうとか、自然の不思議を感じずにはいられません。
反芻は何のためにするかというと、実は草というのは牛にとっても消化しにくいもので、何度も噛んで砕いて消化酵素と混ぜ合わせようとしているわけです。しかも噛み砕くだけではダメで、微生物に発酵してもらわなければ、消化はできないのです。
この辺についてはまた改めてお話ししますね!
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