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#125 牛と「塩」のはなし

どうモー、うしコラムです。

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暑い季節は冷たくてつるっとのど越しの良いものを食べたくなりますが、スタミナをつけるには脂やたんぱく質も必要。そして消化管をいたわるためにも温かい食べ物を摂ることも重要ですね。そういう意味で「焼いたお肉を食べる」というのはおススメでして。

さて、料理を仕事になさっている方に「牛肉の美味しい食べ方は?」と伺ってみると、大抵、「塩で食べるのが一番でしょう!」という答えが返ってきます。塩はシンプルにして最強の調味料と言えるでしょう。

塩には「精製塩」「天然塩(海塩・岩塩)」「再生加工塩」といった種類があります。一般的な食卓塩は精製塩で、塩化ナトリウムの純度が高く、クセのない味が特徴です。しかし牛肉との相性を考えると、もう少し別の味わいのある塩を選びたいところ。

一般的には鉄分を多く含む天然塩が、ステーキとの相性抜群と言われていますね。やや赤みのかかった大きめの結晶の塩です。鉄分が多くなると酸化鉄の色がついて赤い結晶になり、甘みが感じられるようになるそうで。

実は筋肉組織では筋線維に沿って毛細血管が張り巡らされているので、血液の色がついてお肉は赤く見えるんですね。そして血液のメイン・赤血球の成分も鉄分を含むので、鉄同士、相性が良い組み合わせと言われているわけです。

特に秋田牛は米を食べて育ち、すっきりした脂が特徴の肉なので、まろやかなしょっぱさがよく合います。結晶の大きな塩を少し、肉片でくるんで食べてみると、柔らかい歯触りの後に肉汁がじゅわっと出てきて、それに溶け込むように旨味を含んだ塩味が重なって絶妙のハーモニーになりますよ!ぜひ試してみてください!

 

ところで、牛も塩を舐めて生活しているというのはご存じでしょうか?

牛舎にはよく鉱塩と呼ばれるブロック状の塩の塊が置いてあるんですよ。成分はいわゆる「塩」(塩化ナトリウム)だけでなく、マグネシウムなどのミネラルや、重曹を含んでいることもあります。与えている牧草だけでは賄いきれない成分もあるので、餌とは別に摂取できるようにしているわけです。

牛たちもなかなか必死の形相で舐めていたりするので、塩って牛にとってもおいしいのだろうか…と思いながらその様を眺めています。

 

 

 

 

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