どうモー、うしコラムです。
春から新しいクラス、新しい職場となったみなさま、新しい環境にはもう慣れたでしょうか?
新しく覚えることを反芻しなきゃ―…っと、その「反芻」!実際牛は何をしているか、もう少し深掘りしてみましょう!
飲み込んだものを再び咀嚼=反芻
反芻というのは、草食動物が、いったん飲み込んだものを吐き戻して噛みなおし、再び飲み下すことを指します。牛はなんと1日のうち8時間以上はこの反芻を行っています。
牛は食べた草を消化するのに、どうしてもこの反芻が必要なのです。
牛はかみ砕いたものをおなかの中で発酵させている
なぜ反芻するかというと、おなかの中の微生物が分解しやすいようにするためです。
実は牛は、自分では食べた草を消化して自分のエネルギーにすることはできません。おなか…というか、胃袋、もっと言うと4つある胃袋の中のうちの1番目である第1胃の中で、微生物に分解してもらい、使える形に発酵してもらっているのです。
このとき、こなれていた方が微生物にとっては分解しやすいというわけですが、かといって1回飲み込むときあたりの咀嚼回数を増やすと量が食べられなくなるので、一回飲み込んで腹の中にため込んで、時間をおいて改めて噛みなおすということができるように進化したのですね。
第1胃はでかい!
というわけで、第1胃というのは牛にとって食べた草の一時貯蔵タンクであり、分解・発酵槽でもあるわけです。
その大きさたるや成牛で200L!きれいに折りたためば(?)大人も収容できるサイズです。牛に4つある胃袋のトータルを100としたら、そのうち80は第1胃が占めています。
獣医は第1胃の音を聞く
牛の体調を調べるため、獣医が聴診器を当てる場面があります。牛は健康な状態であれば第1胃の中で食べたものが胃の中で動く音が聞こえます。大抵、1分間に1回程度の間隔ですね。
牛の調子が悪いと、この音が弱かったり、全く聞こえなかったりします。ほかにも異常があると独特な音が聞こえることがあるのですが、それはまた別の機会に。
以上、大きな第1胃のまめ知識でしたっ!