どうモー、うしコラムです。
11月23日は「勤労感謝の日」ですね。
国民の祝日に関する法律では、「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう日」とされています。
世の中には無限に仕事があります。
目の前にあるパソコン1つをとっても、部品を作る人、組み立てる人、運ぶ人、売る人、電気を供給してくれる人、インターネット関連の人…こうしたコラムを書くにも、たくさんの人とのつながりを感じずにはいられません。
今回は、牛肉がお店に並ぶまでにどんな人が関わっているのか、あらためて考えてみました。
大事な命を、多くの人の手で大切に育てます
牛の生産現場って、子牛を産むことを専門とする繁殖農家と、子牛を肉牛として出荷するまで育てる肥育農家に分かれていることが多いんですよ。
繁殖農家は母牛を飼っており、母牛から産まれた子牛を9カ月齢くらいまで育てます。
そして子牛のセリに出して肥育農家に購入してもらい、30カ月齢くらいまで育てて出荷します。
この一連の流れで出てきたのが、繁殖農家、セリを運営する組織、肥育農家。
更に、牛を飼うために必要な飼料や敷料(滑らないよう床に敷くもの)を作る人や運ぶ人、病気を診る獣医師、牛が一定の月齢に達した時に行う予防接種を仕切ってくれる役場の人…。
もっと細かく見ると、牛用の薬を作る人・運ぶ人、牛舎を作る人、牛舎の材料を作る人・運ぶ人、もちろん電気や水も必要だからそれらに関連する人も…。
牛を育てるのに関わっている人、もっともっと出てきそうですね!
命が食べ物に変わっても
肥育された牛は、と畜場に運ばれ、枝肉になり、卸売業者や仲卸業者を介して小売店(スーパーなど)に並びます。
ここで出てくるのは、と畜場で働く人、枝肉やもっと小さくカットされた肉を運ぶ人、卸業者、仲卸業者、小売店の人。
更に、と畜場の衛生管理を指導する公務員、施設を作る人、施設の材料を作る人、電気・水道関連の人、施設のメンテナンスや警備をする人…。
挙げたらキリがありませんね。
改めて並べてみると、お肉がテーブルに乗るまでに、本当にたくさんの人々によるドラマが隠れているんだなぁと思います。
一見、自分とは関係ないと思う仕事も、どこかで自分の生活を支えてくれています。
同じように、自分の仕事はどこかで誰かの役に立っているはず。
国民互いに感謝する…とっても素敵な祝日だな、と改めて感じました。