メニューを表示する
秋田の食肉卸 秋田県産黒毛和牛・豚肉・鶏肉・国産牛肉・国産ブロイラー・国産ホルモン・その他各国輸入肉
秋田の食肉卸・小売り お肉・黒毛和牛は秋田かまくらミート

#115 牧草の季節

どうモー、うしコラムです。

GWはいかがお過ごしでしたか?

長期休暇明けでなんだがガッツが出ない…というかたは、おいしい秋田牛を食べて気持ちを盛り上げていきましょう!!(^^)/

 

牛に携わっていると、この時期ひしひしと感じるあわただしさ。

今年も来たよ繁忙期。そう、牧草シーズンです!

 

おいしい秋田牛はお米を食べて育つわけですが、もちろんベースとなるのは牧草です。

きれいな水と山岳の地形をもつ東北地方は、国内でも有数の牧草地。秋田牛のおいしさはこの牧草があってこそ。

 

牧草に関しては、一般的に4月中旬から種まきなどの作業が始まります。

種まきはなるべく早くやってしまいたいのですが、そこは東北、雪などの影響で作業が遅れてしまうと、草地の手入れや追肥、雑草取りなどなど、仕事が詰まってくるのでさあ大変!

この時期の農家さんは本当に大忙しで、声をかけるのが申し訳なく感じられるほどです。

 

牧草は通常、1回刈り取った後にまた生えてくるので、それも収穫します。これを「2番草」、それも刈り取った後にまた生えてくる草を「3番草」と呼びます。

5月下旬から6月には最初の刈り取り(1番草)が行われ、7月に入ると2番草、そして9月には3番草も収穫します。特に梅雨の合間を縫っての刈り取り作業では、日照と湿度の読みがポイント。

天気予報アプリとにらめっこの日々だったりします。

この刈り取りに失敗すれば、牛の餌が足りなくなるのですから、気も張りつめるというものですね。

 

秋田牛のおいしさは、その赤身と脂の美しいバランスから成り立っています。

その味は、牛を育てる人の腕と愛情、そして牧草を育てる人たちの努力の結晶。

そんな確かなプロの仕事を、秋田牛を通して是非味わってみてください!






#114 GWには牛も行楽する?

どうモー、うしコラムです。

いよいよ5月、本格的に暖かくなってきましたね!GWはどのように過ごされましたか?

新緑が気持ちよく、野原で横になりたい季節です。

 

牛のハイキングシーズン

GWは牛にとっても緑と親しむ時期。実はところによっては放牧が始まる時期なんですね。

放牧は、牛を野山に解き放ち、生えている牧草を好き放題食べさせるという飼い方です。

放牧には、年中放牧する方法や稲刈りの後の田んぼを利用する方法など、気候や土地柄に応じたやり方があるのですが、にここ秋田県では、夏は高原・山間地で放牧、冬は舎飼いする「夏山冬里方式」が一般的です。

牛は暑さが苦手なので、夏場は涼しい場所を求めて高山で飼育するわけですね。反対に冬は雪深いので、牛舎で飼育しなければなりません。

通常は、公共牧場などがあり、そこに飼育を委託するのですが、その牧場まで牛はどうやって移動するのか?

 

実は歩いて移動するんですねー!

黒山の牛がぞろぞろと行列をなして登山する様子は正に圧巻。

牛にとっては足腰が鍛えられる時期となります。

牛ものびのびしていて楽しそうに見えますよ。

 

放牧中は気が気じゃない

放牧は牛にとって開放的で良いことも多いのですが、

・怪我をする機会が増える

・ダニが媒介する病気にかかる

・敷地から脱走する

・分娩の世話ができなくて子牛が危険

といったデメリットもあります。飼い主さんも様子を見るためにこまめに山登りをすることになります。

牛が怪我をして倒れたときの対応は、牛舎の中でさえ物凄く大変。いわんや山の中での作業となると、ゾッとします。

放牧と牛舎内飼育、どっちにしても楽ではないってことですね!

 

いずれにしても秋田牛は、秋田の豊かな自然の中で丹精込めて育てられています。

是非味わってみてください(^^)/

 

 

 

 

 

 






#113 難読「牛」地名!

どうモー、うしコラムです。

 

今回は、難読シリーズ第2弾。「牛」の字がつく地名がテーマです。

 

まだ「面影」がある地名

まずはホーム・秋田の地名「長牛」

県境に近く、幾度も戦乱に巻き込まれたとされる「長牛城」があったことで知られるこの地。

ながうし?ちょうぎゅう?

答えは「なごし」。「なごうし」と書かれていることもあります。

「ながうし」が訛って「なごうし」、そして縮んで「なごし」になったのでしょうね。ということで、「うし」の音の面影がギリギリ残っています。

 

続いてお隣宮城県「小牛田」。

古くから「鉄道の町」として鉄道ファンから親しまれているようです。

これまた読めないですね。答えは「こごた」。

地獄の番人「牛頭」を「ごず」と読むように、「牛」は「ご」とも読むので、一応本来の読み方通りと言えるでしょう。

 

もはや面影の無い地名

さて、今度は京都の「佐女牛井」。

名水が湧き出るスポットとして有名。「醒ヶ井」と書かれることもある、と言えば読み方は分かりますね。

答えは「さめがい」!

うーむ、「が」の部分が「牛」ですか。無理がある。

もともとは「佐女牛(さめうじ)小路」という道があり、そこの水源を指して「さめうじい」と呼んだのが訛って「さめぐい」→「さめがい」と変化したと言われています。

 

最後は山口県「特牛」。

下関にあり、サキイカで有名な漁港がありますね。

答えは「こっとい」!!!

…「うし」の影も形もない。これ、初見で読める人はいるのでしょうか?

大きな荷物を引くことを昔は「事負(ことおい)」と言ったそうですが、特に頭の大きい牝牛は牽引力が強く「ことい」と呼び、「特別な牛=特牛」の字があてられた、という説があります。読み方自体はそういう説ですが、それが地名に宛てられたのは、これまたどういういきさつなのか。謎は未解決で、想像が膨らみますね。

 

ほかにも「牛にこんな読み方があったよ!」という情報があれば、是非お知らせください。(^^)/

 

 






#112  難読「牛」苗字!

どうモー、うしコラムです。

4月も半ばになり、新しい環境に移った方はいよいよ体に負担を覚える頃ではないでしょうか?

実は私も新しい職場環境になり、目を白黒させる日々を送っています。

こんなときは、やっぱりおいしいものを食べてリフレッシュ!

秋田牛でガッツをつけて乗り切りましょう!

 

さて、環境が変わって最初に戸惑うことと言えば、周りの人の名前の読み方だったりしますよね。

「牛」に絡んで難読のお名前が無いかと探してみたので、3例ほどご紹介しましょう。

 

まずは

」さん。

牛好きとしてはお友達になりたい苗字No.1ですね!

もちろん「うし」「ぎゅう」という読みの方もいらっしゃるのですが、中には「にゅう」「にう」と読む場合もあるそうです。これは難しい!

 

次は

牛腸」さん。

これもシンプルに「ぎゅうちょう」と読む場合があるのですが、「ごちょう」「ごよう」のほか、「うしわた」と読む場合があるそうです。

 

最後は

飼牛」さん。

これはさっきの読み方で「牛」を「ご」と読むことに気付けばなんとなくわかりますね。

「かいご」もしくは「かいごう」と読むのだそうです。

 

ひょっとして、皆様の周りにもいらっしゃる苗字だったでしょうか?

「うし」と書いて「にゅう」と読むのは、個人的に面白いと思いました。昔、従妹が幼い頃、牛乳のことを「にゅうにゅう」と呼んでいたのを思い出したので。この苗字もきっと、「ぎゅう」が次第になまって「にゅう」になったのかもしれませんね。

 

さて、苗字じゃないのですが、面白い読み方の言葉があったので最後にご紹介。

「牛鳴」…これで何と読ませると思います?

 

答えは、「」!

万葉集に出てくる言葉なのですが、牛は「むー」と鳴くので、「む」と読ませるそうです。

「も」じゃないんかーい!!Σ( ̄□ ̄|||)

 

 






#111  牛は低血糖!?

どうモー、うしコラムです。

いよいよ4月ですね。新しいことを始めようと思っている方も多いのではないでしょうか?

 

新しい職場に入ると待っているのが、健康診断ですね。

生活習慣などを見直し、健康を維持するには重要な検査です。

実は牛も、定期健康診断ではないですが、調子が悪い時は血液検査をすることがあるんですよ。

牛の血糖値

今や日本人の6人に1人は糖尿病もしくはその予備軍という時代。

ご飯を食べた後の血糖値が気になりますね!

人間の血糖値は通常70~100㎎/dL、食事の後なら140mg/dLといったところ。

ずっと何かを食べているような牛はさぞ高い血糖値…かと思いきや

45~75mg/dL

え?そんなに低い?45って人間だったら低血糖で倒れる人もいるぐらいですよ?

牛がのんびり、ぼーーーっとしているように見えるのも、低血糖だからかな…?なんて考えたくなりますね。

 

牛の血糖値はあまり変動しない

草食動物の牛は、人間と違って食後に血糖値が急上昇することがありません。

人間の場合はデンプンを含むものを食べると体内で分解されて糖類に変わり、それが腸で吸収されて血液に乗るので、食後に血糖値が上がります。

牛は、草を1胃の中で分解して有機酸にして吸収します。それが血液に乗って肝臓に運ばれて、それからやっと糖に変わります。だから血糖値が上がりにくいんですね。

 

血糖値が上がった時は環境を疑う

しかし牛だって血糖値が上がるときがあります。

そんな時、真っ先に疑うのは、「イライラしている」という事。

体はイヤなことがあると血糖値を上げる反応をします。エネルギー源である糖類を体中に巡らせて、アグレッシブに動ける戦闘モードにしているわけです。

こんな時は、どこか環境が悪いんじゃないかと考えますね。

 

血糖値が下がった時は大変

逆に血糖値が下がる状態。これは糖類を含む牛乳をたくさん出している乳牛でよく起こります。

乳牛は1日に何十kgと牛乳を出すので、餌が足らなければ、どうしても低血糖になってしまいます。

そうなると、やっぱり牛も立てなくなるんですが、そんな時はどうするか。

実は人間みたいに、ブドウ糖を点滴するのです!

牛は立てなくなると、自分の重みで足がしびれたりして、どんどん状態が悪化します。

だから点滴するわ重機で引っ張り上げてみるわで、てんやわんやになることがありますよ。

 

牛の世界も大変ですよね。人間も、環境の変化に体調を崩さぬよう、ご自愛ください!

 

 

 

 

 

 






#110 酒と桜と秋田牛

どうモー、うしコラムです。

今年は3月中旬になっても寒く、しかも九州でも雪が降る変な天候でしたね。

前回に引き続き、春の名物・桜にちなんだお話を少し。

桜の色はいろいろ

桜の花の色と言えば多くの人が淡いピンク色をイメージすると思いますが、実際には様々な色があると思いませんか?

実は同じソメイヨシノでも花の色には微妙な違いがあり、濃いピンクからほぼ白に近いものまでさまざまです。これには、気温や土壌の影響、日照時間、樹齢が影響していると言われています。

特に気温が低いとアントシアニンという色素が増え、花の色が濃くなるそうで。

となると、今年は寒かったので、もしかすると濃いピンク色の花が咲くかもしれませんね!

 

春にぴったり秋田の日本酒

そんな春の風情を楽しむのにぴったりの日本酒がないかなーと探したら、ひときわ目立つピンクのラベルを発見。

どーん!

この存在感は凄いですね。

秋田県の山本酒造が手がける「山本」のうきうき。このラベルは春限定なのだそうです。

味はやや辛口で軽やか、フルーティで飲みやすく、女性にもお勧めとのこと。

 

酒粕の再利用

この日本酒と牛に関する面白いエピソードがあったのでご紹介します。

実はこの山本酒造では、酒造りの過程で発生する酒粕を再利用し、牛(秋田牛ではないのですが)の飼料として活用しているそうです。

酒粕には栄養が豊富に含まれており、牛の食いつきもとても良いのだとか。

秋田県に限らず、様々な酒の産地で、酒粕・焼酎粕を豚や牛の飼料に再利用するという動きがみられ、循環型の産業に向けての取り組みが進んでいます。

ちなみに秋田牛は、酒粕ではありませんが、秋田産飼料米を一定期間食べて育ちます。地域の農業と密接につながりながら大切に育まれていますよ!

 

秋田牛と秋田のお酒でお花見を!

さて、しっかり食べごたえはあるのに口当たりスッキリの秋田牛と秋田のお酒の組み合わせは、まさに絶妙!

軽やかな飲み口の日本酒は、秋田牛の豊かな味わいを引き立て、口の中で心地よい余韻を残します。

例えば、炭火で香ばしく焼いた秋田牛のステーキに、ほんのり冷やした「山本」を合わせれば、花見の席もより一層華やぐことでしょう。

春の風を感じながら、桜の下で秋田牛と日本酒を楽しむ…そんな贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。自然の恵みを受けた秋田の味覚とともに、春の訪れを満喫できること間違いなしです。






#109 秋田で桜を楽しもう!

どうモー、うしコラムです。

3月になり、卒業式なども済んで、まもなく入学式など新しいことが始まるシーズンがやってきます。

この季節と言えば、やっぱり桜!

今回は桜にちなんだお話です。

☝実際にこんな状況を見たらビックリでしょうね…

 

桜の樹の下には(牛の)死体!?

のっけから物騒な話題ですが、これは梶井基次郎の小説『桜の樹の下には』の有名な一節。

実はその牛版とも言うべき伝承があるのはご存じでしょうか?

今を遡ること800年、源氏と奥州藤原氏が戦った文治の役でのこと。源頼朝軍が行軍の際、今の山形県蔵王の地で、荷を引いていた大きな牛が力尽きて死んでしまった。兵士たちは適当なところまで運んで葬ろうとしたが、重くて運べなかったので、その場に穴を掘り、そこに牛を転がしこんで埋め、桜の樹を墓標にした。

のちにこの桜は大樹となり、牛をひっくり返して埋めた故事にちなんで寝返し桜と呼んだのですが、その言葉が「寝返り(裏切り)」に通じると不吉に思われ、いつしか「根返し桜」と呼ぶようになった…というお話。

蔵王町指定天然記念物として親しまれていましたが、2015年に根元から倒れてしまい、今は切り株と後継樹が残っているそうです。

 

秋田の桜

秋田を代表する桜の名所のひとつが千秋公園。ここは1603年初代藩主佐竹義宣が久保田城を築いた所で、今も城跡が公園として残っています。約650本の桜が一斉に咲き誇る様子はまさに圧巻!平成2年には公益財団法人日本さくらの会から「さくら名所100選」に選定されています。

今年(2025年)の開花予測は4月15日だそうです。

 

2つ目のおすすめスポットは、角館の武家屋敷通り。ここでは、樹齢300年を超える枝垂れ桜が優雅に枝を垂れ、武家屋敷の落ち着いた風景と調和した美しさがあります。

この桜は佐竹北家に公家の姫が輿入れする際、嫁入り道具のひとつにあった苗木が始まりとされ、秋田にいながら京都の風情も感じながら春のひとときを満喫できるスポットです。

 

3つ目のおススメスポットは、「桧木内川堤のソメイヨシノ」。

角館を流れる桧木内川沿いに約2キロメートル続く桜並木は、これも日本さくら名所100選に選ばれた絶景スポット。川沿いをのんびり散歩しながら、お花見を楽しむのも素敵な時間ですね!

 

秋田の桜は4月下旬が満開です。今年は秋田に来て、一味違った桜の楽しみ方にトライしてみるのはいかがでしょうか?(^^)/






#108 ふるさと納税で秋田牛をおトクに食べよう

どうモー、うしコラムです。

確定申告の季節ですね。自営業や副業をお持ちの方はお忙しい時期、お疲れさまです。

忙しい時は秋田牛でエネルギーチャージ。

申告が終わったらやっぱり秋田牛で打ち上げしてください!

 

ECサイトを持つ身で言うのもなんですが、秋田牛をもっとお得に食べたいと思いませんか?

そんなときは、ふるさと納税を利用してみてはいかがでしょうか!?

 

今更ながらふるさと納税について説明すると、要は地方への寄付制度で、年収に応じた上限額までなら2千円の自己負担で各地方の特産品やサービスを享受できるという仕組みです。

例えば、ふるさと納税の仕組みを使って3万円の秋田牛を買ったら、翌年2万8千円が戻ってくる。だから実質2千円の自己負担ということですね。

2千円で秋田牛ステーキとか楽しめたら、おトクですよねー!( *´艸`)

 

ふるさと納税のからくり

「2千円の支払いでそれより高いものを買って経済が回るってどういうこと!?」と不思議ですよね。

そのからくりは、例えば東京にお住まいの方が3万円の秋田牛をふるさと納税で買ったとすると、支払われた3万円のうち、概算で

・1万円(30~40%)が秋田牛の生産者に

・2万円(60~70%)が秋田県に

と分配され、

・翌年、買った人の、東京都の住民税が2万8千円安くなる

という仕組みなのです。

つまり、「支払っている住民税の他地方への移動」ということなんですね。

 

ふるさと納税の利用方法

ふるさと納税の手続きは、とても簡単。

①寄付先を選ぶ
ふるさと納税のポータルサイト(さとふるふるなび楽天ふるさと納税など)から、「かまくらミート」を検索。

②返礼品を選ぶ
秋田牛のステーキ肉、しゃぶしゃぶ肉、すき焼き肉、ハンバーグやカレーなど、いろんな種類が出てきます!(ぜひ「秋田牛」や「由利牛」「錦牛」を選んでネ!)

③申し込み&支払い
クレジットカード決済や銀行振込で寄付を完了させます。

④返礼品が届く
寄付後、数週間から1~2か月程度で返礼品が自宅に届きます。時間がかかるようなので、明日必要!というときには不向きかも。

⑤税金控除の申請をする(ここ重要!)
会社員なら「ワンストップ特例制度」を利用することで、確定申告なしで税控除が受けられます。自営業者や寄付が5自治体を超える場合は、確定申告が必要です。

ワンストップ特例制度の詳しい説明はコチラをどうぞ(^^)/。

 

注意点は、以下の3点です。

・申告をしないとお金は戻ってこない

・年収に応じた利用上限額がある

・お急ぎの時には不向き

 

国の制度を利用して、おトクに秋田牛をお楽しみください!

そして「うまいやん!」とハマってくださったら、ECサイト「かまくらネット」を是非m(__)m。

 






#107 牛の病気と輸出について

どうモー、うしコラムです。

 

先日台湾のかたと話す機会がありましたが、

「秋田牛!台湾ではいろんなところで食べられますヨ!」

とご存じの様子で、とても嬉しくなりました(´ω`*)。

今回は台湾への輸出と病気の話です。

台湾への輸出禁止!?

そのかたが続けて言うには

「しかし、日本の牛肉は、確か輸入禁止になったんじゃなかったでしたっけ?」

なぁぁにぃぃぃぃ!?

 

ということで調べてみると、時系列では

2000年 台湾が日本産牛肉の輸入を禁止

2017年 台湾が日本産牛肉の輸入を解禁。秋田牛、台湾への輸出開始

となっていて、そのかたの記憶が(わりとダイナミックに)前後していたことが分かりました。(ε-(´∀`*)ホッ)

 

牛の病気と輸出入の関係

さて、2000年に何があったのかというと、実は日本で口蹄疫という病気が発生したのです。

「アレ?2010年じゃなかったっけ?」

と思う方もいるかもしれません。確かに2010年には宮崎県を中心に大規模な発生がありました。(私も防疫要員として出動しています。)

しかしその前、2000年に小規模ながら発生があったのです。

当時大学生だった私は、教授から

「日本の畜産は終わった」

と言われたものでした。

 

更に、2003年には日本で牛海綿状脳症(BSE、昔は狂牛病と呼ばれていました)が発生。

 

BSEのように人体に影響のある重要な病気や、口蹄疫のように人間には罹らなくても産業にダメージが大きい病気が発生すると、その国の畜産物は輸入ストップをかけられる、ということなのです。

今日のように人間や製品の往来が頻繁に起こる状況では、海外からの病気の侵入は本当に脅威ですね。目に見えない病原体が、人や製品にくっついていることがあります。

なので渡航帰りの手足の消毒や、牧場に近づかないといった防疫対策に、皆様もぜひご協力くださいネ!m(__)m

 

動きのすばやい秋田県!

さてその後、台湾当局は日本のBSE対策や牛肉の安全性を評価し、2017年9月18日に16年ぶりに日本産牛肉の輸入を解禁しました。

その2カ月後、2017年11月には秋田牛は台湾に輸出されているので、なんともすばやい動きです。

2019年、2024年には秋田県知事自ら営業に出向いていますから、力の入れ具合が分かりますね!

もっと世界の幅広い人々に、秋田牛を味わってもらえますように!






#106 秋田の意外な食材&イベント情報!

どうモー、うしコラムです。

寒い日が続きますね。

牧場はえてして冬場冷え込むような土地にあるもので、牧場スタッフの私たちは氷点下で働くのは当たり前。

たまに気温0℃になったりすると、

「あったかいなぁ…」

と思ってしまう私は、多分職業病にかかっています(笑)。

 

東京で秋田

1月は秋田への旅行の話を書きましたが、しかしお忙しくて、なかなか旅行は難しいというかたもいらっしゃることでしょう。

そんな方に、ぜひ!

2月8日・9日・11日は、東京にある秋田のアンテナショップ「あきた美彩館」で、ゆきまつりイベントが行われます!!

秋田の地酒振る舞い、秋田の雪で作ったかまくら展示、そして秋田犬やなまはげ登場のイベントあり!

秋田の寒天の試食イベントもあるそうです。

 

あきた美彩館は東京都品川駅高輪口付近にあります。詳しい情報はコチラ

 

秋田と寒天

ってか寒天!?と思われた方も多いはず。

秋田って、そんなに寒天が有名でしたっけ?

 

実は寒天は秋田の郷土料理にも欠かせない存在なのだそうで。

寒さが厳しい秋田では、食材の保存性を高めるために寒天を利用した料理が受け継がれてきたと言われています。(農水省HPより)

代表的なもので言えば、

・寒天に溶き卵を加えて固めた「卵寒天」。

・野菜や魚介類を寒天で固めた「寒天寄せ」

・刻んだくるみを寒天と砂糖、醤油で味付けして固めた「くるみ寒天」

そのほか、秋田県南部では、ポテトサラダを寒天で固めた「サラダ寒天」や、焼きそばを寒天で固めた「横手やきそば寒天」など、ユニークな寒天料理もあるようです。

 

そんな、秋田の料理に実は欠かせない寒天を味わいに、品川へいってみませんか!?

秋田牛関連商品もありますよ~(^^)/