どうモー、うしコラムです。
GWはいかがお過ごしでしたか?
長期休暇明けでなんだがガッツが出ない…というかたは、おいしい秋田牛を食べて気持ちを盛り上げていきましょう!!(^^)/
牛に携わっていると、この時期ひしひしと感じるあわただしさ。
今年も来たよ繁忙期。そう、牧草シーズンです!
おいしい秋田牛はお米を食べて育つわけですが、もちろんベースとなるのは牧草です。
きれいな水と山岳の地形をもつ東北地方は、国内でも有数の牧草地。秋田牛のおいしさはこの牧草があってこそ。
牧草に関しては、一般的に4月中旬から種まきなどの作業が始まります。
種まきはなるべく早くやってしまいたいのですが、そこは東北、雪などの影響で作業が遅れてしまうと、草地の手入れや追肥、雑草取りなどなど、仕事が詰まってくるのでさあ大変!
この時期の農家さんは本当に大忙しで、声をかけるのが申し訳なく感じられるほどです。
牧草は通常、1回刈り取った後にまた生えてくるので、それも収穫します。これを「2番草」、それも刈り取った後にまた生えてくる草を「3番草」と呼びます。
5月下旬から6月には最初の刈り取り(1番草)が行われ、7月に入ると2番草、そして9月には3番草も収穫します。特に梅雨の合間を縫っての刈り取り作業では、日照と湿度の読みがポイント。
天気予報アプリとにらめっこの日々だったりします。
この刈り取りに失敗すれば、牛の餌が足りなくなるのですから、気も張りつめるというものですね。
秋田牛のおいしさは、その赤身と脂の美しいバランスから成り立っています。
その味は、牛を育てる人の腕と愛情、そして牧草を育てる人たちの努力の結晶。
そんな確かなプロの仕事を、秋田牛を通して是非味わってみてください!