どうモー、うしコラムです。
いよいよ5月、本格的に暖かくなってきましたね!GWはどのように過ごされましたか?
新緑が気持ちよく、野原で横になりたい季節です。
牛のハイキングシーズン
GWは牛にとっても緑と親しむ時期。実はところによっては放牧が始まる時期なんですね。
放牧は、牛を野山に解き放ち、生えている牧草を好き放題食べさせるという飼い方です。
放牧には、年中放牧する方法や稲刈りの後の田んぼを利用する方法など、気候や土地柄に応じたやり方があるのですが、にここ秋田県では、夏は高原・山間地で放牧、冬は舎飼いする「夏山冬里方式」が一般的です。
牛は暑さが苦手なので、夏場は涼しい場所を求めて高山で飼育するわけですね。反対に冬は雪深いので、牛舎で飼育しなければなりません。
通常は、公共牧場などがあり、そこに飼育を委託するのですが、その牧場まで牛はどうやって移動するのか?
実は歩いて移動するんですねー!
黒山の牛がぞろぞろと行列をなして登山する様子は正に圧巻。
牛にとっては足腰が鍛えられる時期となります。
牛ものびのびしていて楽しそうに見えますよ。
放牧中は気が気じゃない
放牧は牛にとって開放的で良いことも多いのですが、
・怪我をする機会が増える
・ダニが媒介する病気にかかる
・敷地から脱走する
・分娩の世話ができなくて子牛が危険
といったデメリットもあります。飼い主さんも様子を見るためにこまめに山登りをすることになります。
牛が怪我をして倒れたときの対応は、牛舎の中でさえ物凄く大変。いわんや山の中での作業となると、ゾッとします。
放牧と牛舎内飼育、どっちにしても楽ではないってことですね!
いずれにしても秋田牛は、秋田の豊かな自然の中で丹精込めて育てられています。
是非味わってみてください(^^)/
食肉総合卸