どうモー、うしコラムです。
今回は最近世の中を騒がせている熊のお話です。
最近秋田県では熊が出没し人間に被害を及ぼすニュースをよく耳にします。去年が少なかったので、今年は特に多く感じます。
熊の食糧となるブナの木の実が不足した年は熊が人里に降りてくる傾向があるようで、2023年はそれが原因で被害が大きかったと言われています¹⁾。逆に去年(2024年)は木の実が豊作だったようですね。それで去年の熊は人里に降りる必要が無かったのかもしれませんが、実はそんな年には栄養状態がよくなり子熊が生まれやすくなり、更に餌が必要になるので、翌春はやっぱり人里への出没数が増えるのだとか²⁾。
そして今年のブナは大凶作³⁾。腹をすかせた熊が餌を求めて人里に降りてくるわけです。
牧場絡みという点では、秋田県に生息しているのは中型の熊・ツキノワグマなので、北海道で次々と牛を襲ったOSO18(ヒグマ)のような被害は出ないと思いますが、それでも2020年には秋田県で子牛が食べられる被害が出ていますからね⁴⁾、油断できない状況です。飼料をくるんでいるラップがはがされるといった被害も出ているようですし、他県でも牧場に熊が現れて餌を食べていったという報道があった⁶⁾ので、どちらかというと餌に被害が出るケースが多くなるのかもしれません。牛は草だけを食べるわけではなくて、トウモロコシなどデンプンの多い濃厚飼料(秋田牛の場合は米!)も食べるので、それ目当てで熊が来そうです。
私の身の回りでも、牧場近辺で最近、やたらとイノシシ、ウサギ、鹿の類を見ます。農道の運転中にお構いなしに道を横切ってくるので、危ないったらありません。いつもは隠れて人前になんか出てこないんですけどね。何故か今年は出くわすことが多いように思います。
今年は野生動物にとって、食糧難など、何か困ったことが起きているのかもしれませんね。
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