どうモー、うしコラムです。
寒い日が続きますね。温かい煮物がおいしい季節です。
日本の煮物と言えば肉じゃがが挙げられますが、一説によると海軍元帥・東郷平八郎とつながりがあるとか。(※諸説あり)
というのも、東郷元帥が軍艦のシェフに「ビーフシチューを食べたいなぁ」とリクエストしたもののシェフは作り方が分からない。なんかこう、色が焦げ茶で、肉とじゃがいもニンジンの入った煮物で、甘辛く…という情報しかない中で、シェフは船内にあるもので工夫を凝らし、なぜか蒟蒻など入れたりして「こんなもんかいな?」と出したのが、今の肉じゃがであったそうで。
そもそもビーフシチューのベースとなるデミグラスソース、作り方を調べてみると、まずは牛骨や牛スジ肉を煮込むことから始まります。缶詰でもないと軍艦内で作るのは難しそう、牛骨は軍艦に積まないかな…。
しかも出来上がるまで約7日。デミグラスの語源は「デミ(半分)」になるまで煮込み、「グラス(鏡)」のようにテカテカになっている、ということなのだそうです。うん、とりあえず今日のところは諦めましょうか閣下。
時は流れ、デミグラスソースが缶詰になって市販されるのは1970年代のこと。結構最近だったんですね。
幸い現在はレトルト食品などになって、元帥渇望の煮込み料理を過程で手軽に味わえるようになりました。
かまくらミートでもこだわりのビーフシチューを販売しています(ECサイトをご参照下さい)。秋田の横手牛がしっかりと入った贅沢な一品ですよ!
料理の歴史秘話も味わいながら、どうぞ温かく楽しい夜をお過ごしください。
食肉総合卸