どうモー、うしコラムです。
さて、試食ブースは各県のPRの場でもあり、それぞれ趣向を凝らした展示が行われていました。
熊本県はやっぱり宣伝部長「くまモン」(れっきとした地方公務員です)が大活躍!
広島県は、外国人観光客をターゲットとした「侍ビーフ」をPR。広島と言えば戦国大名・毛利元就ですね。
試食会場に置かれた甲冑がひと際注目を集めていました。
千葉県は認知度向上を目指し、同県内のアーティストがPRポスターを作ったそうです。和牛PRのキービジュアルに人物を大きく採用するのは珍しいですね。モデルのかたは千葉県産牛肉のPR大使として起用され、イベントなどでご活躍されているようです。
(上の写真はパンフレットをそのまま掲載しました。公式サイトはこちら)
これらの例を見ていると、「何を伝えるか」もさることながら、「誰が伝えるか」もとても重要なことだと感じます。
さて、そのほか。
和牛は「黒毛和種」であることや、高級感を醸し出すためか、PRには黒や暗色をベースにした宣材が使われることが多いのですが、香川県は逆を突いた色使いでした。
オリーブは香川県の特産品であり県花・県木ですね。他ブランドと並んでみるととても目を惹く存在となっていました。爽やかな色合いだなぁ。
共進会で高評価だった島根県のブースでは、出雲大社をイメージさせる大きな注連縄(しめなわ)が使われていました。いや圧巻の一言。いい写真が撮れなくてお伝え出来ないのが残念!代わりに公式のFacebookサイトをご覧ください。
PR用の素材もヒーローものの動画やキャラクターグッズなどが用意されていて、なんとも楽しそう。
島根県がユニークだったのは、島根県で働きませんかと人材募集もしていたことです。企画に携わっておられる方とお話ししてみると、良い牛を作り、産業を盛り上げるには、やはり「人」が必要とのこと。
こうして並べてみると、日本全国で様々な創意工夫が行われていますね。縦に横に、色々な人が試行錯誤している様子を肌で感じることができました。牛の業界が全国的にもっともっと盛り上がることを願ってやみません。
私たちも頑張っていこうと思います!