どうモー、うしコラムです。
牛の繁殖をやっていると、双子だったらどうしよう、とビクビクすることがあります。難産になることもあるので。
しかし場合によっては三つ子ということもあるようで、実際その現場にいたらと思うとぞっとします。
牛の用語というわけではありませんが、多胎に関する言葉は面白いですね。
双子の胎子(動物の場合は「胎児」ではなく「胎子」と書きます)ことを双胎と書きますが、三つ子以上にもそうした呼び名があるのです。
三つ子のは品胎、四つ子は要胎、五つ子は周胎。
四角で囲われた部分が品には3つ、要には4つ(下の「女」の部分はカウントしないんだなぁ)、周には微妙ですが5つあるということですね!
ふむ、牛の繁殖現場では品胎ぐらいには会うことがあるかもしれない、覚悟しとこう。と言った方が賢く見られそう。
ところで、牛が3頭集まった字もあるのですが、ご存じでしょうか?
これです。「犇」…何と読むと思います?
答えは「ひしめく(犇く)」でした!日頃、牛にもみくちゃにされているとなるほどーと納得します。牛が3頭並んだところに入り込んだら、下手すりゃ圧死するなと覚悟するほどで、ああ犇いているなぁと思います。
お願いだから母牛の体の中で品胎になって犇かないで、と祈りつつ今日も繁殖頑張ります。
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