どうモー、うしコラムです。
6月、雨の季節がやってきますね。
6月は祝日が無いので更に憂鬱です。先月は祝日目白押しだったのに、こどもの日とか。
そういえば「こどもの日」は、『国民の祝日による法律』によると、『子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日』と定められているようです。
遡って、こどもを産んだ母に感謝…そんな深い意味があったとは(゚д゚)!
その翌週には母の日もあるという、先月は母フィーバーの月でした。
牛に携わる私たちとしては、生まれてくる子牛にも、生んでくれる母牛にも本当に感謝です!
さて今回は「牛の成長」のお話です。
産まれた直後から逞しいモー!
牛の種類で多少異なるのですが、以下、いわゆる和牛・黒毛和種でのお話です。
まず、牛の妊娠期間は約280日、これは人間の妊娠期間とほぼ同じです。
しかし産まれてくる子は…人間が約3kgに対して、牛は約30kg、文字通りケタ違い!
まぁ、そもそもお母さんの大きさが違うから、この差は仕方ない。
でも、首さえ座っておらず介助なしでは何もできない人間の赤ちゃんと違って、牛の赤ちゃんは、産まれてしばらく経つと立ち上がり、自らお乳を飲みに行きます。
人間もそうなら楽だったのになぁ(遠い目)…なんて思う子育て経験者は私だけじゃないはずさ。
急成長だモー!
黒毛和種の場合、約30カ月齢でお肉として出荷されるのですが、その時の体重は750kgにも及びます。
2年半で、体重は約25倍に成長!
人間の場合、2歳半での体重は出生時の3倍くらいですから、成長の早さもケタ違いですね。
しかも牛の食べ物はもちろん植物のみ。動物性たんぱく質など一切入り込まない徹底した精進料理。
それでよくこんなに大きくなるもんだ…と不思議でなりません。
人間は牛の真似しても大きくなれませんので、元気に育ってくれた牛さんに感謝し、お肉をいただき、すくすく育ちましょう!(人間とお肉の栄養的な関係については#11、12を見てね!)
牛の餌については、また次回、詳しく書いていきますので、お楽しみに!