どうモー、うしコラムです。
暑い日が続きますね!
夏場気を付けたいのが、なんといっても熱中症。
「健康・美容には毎日2Lの水を飲むといい」なんて言われていますが、屋外で働く方などはもっと必要かもしれませんね。
え?牛?
牛はアナタ、こんな数字じゃないですよー。
種類や年齢、環境等で異なりますが、大人の肉牛の1日の飲水量は約30L、1日に30Lのお乳を出す乳牛では約100L、暑い季節はもっと飲むのです!
「牛飲馬食(牛のようにたくさん飲み、馬のようにたくさん食べること)」という比喩になるのも納得というもの。
というわけで、今回は「牛の飲水」について。
牛の体の60%は水でできている
これは人間も同じですね。ちなみに子牛(子ども)だと70%が水分。
水は、体の中で代謝や温度調節など生命維持に重要な役割を果たしています。
しばらく食べなくても死なないけど、水が飲めなければ比較的短期間で死に至ります。
だから動物にとって水って本当に大事。
でも、飲めれば何でも良いってわけではありません。
水は牛の健康に、そして私たちがいただくお肉や牛乳の風味にも確実に直結します。
Give me もーー(more)cleaner water!
ちょっとお堅い話になりますが、農水省は家畜の飼い方について『飼養衛生管理基準』という基準を定めています。
家畜が病気にならないよう、こういう所に気を付けてね!っていうことがつらつらと書かれていて、そこに「牛には飲用水を与えること」とあります。
飲用水とは、人間が飲むことのできる水のこと。
水道水ではなく井戸水を使う場合は、定期的な水質検査や消毒をすることとなっています。
牛に与える水にもこうやって基準が決められているなら一安心ですね。
ちなみに秋田も日本屈指の名水の産地。おいしい水を飲んで育ったおいしい秋田牛、ぜひご堪能ください!
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