どうモー、うしコラムです。
あっという間に2023年が終わろうとしています。
2024年は「辰年」ですね。
今回は、十二支についてお話しようと思います。
十二支と干支は違う
十二支は、皆さんがよく知っている「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」です。
一方、干支は、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)に十二支を組み合わせたもの。
カレンダーに甲子(きのえね)など書かれているのを見たことがあると思います。
ですので、「干支は辰です」という表現は厳密には間違い。
正しくは、「2024年の十二支は辰」又は「2024年の干支は甲辰(きのえたつ)」なのです!
また、十二支は方角や時刻も表すのにも使われています。
例えば、丑(うし)がらみでいくと…
方角では子が北、午が南なので、「丑」は北北東。
時間では「丑」は午前1~3時のことで、「草木も眠る丑三つ時」の「三つ」とは、1~3時を30分刻みで数えて3番目の時間。つまり午前2時~2時半を指します。
国によっては「猫年」もある
そもそも十二支の漢字を見ても、動物とは結び付かないですよね。
実はこれらの漢字は、季節ごとに移り変わる植物の様子を表わしているそうです。
では、なぜ私たちは動物を思い浮かべるのか?
所説ありますが、ただ漢字を見て呪文のように唱えても覚えにくい!
何か覚えやすい方法はないかな…そうだ!読み方で連想される動物をあてよう!というのが一説。
だから、残念ながら「丑」は、動物の牛とは全く関係がないんです。
ところで、中国から日本に広まった十二支ですが、実は日本以外でも韓国、タイ、ベトナム、インド、ロシアなど、他の国々にも普及しているんですよ!
これは、中国がシルクロードを通じて広く交易していたからと言われています。
面白いのは、国によってあてられた動物が微妙に異なること。
ベトナムの「丑」は水牛、ベトナムやタイ、ベルラーシの「卯」は猫、モンゴルの「寅」は豹、などなど.
来年の「辰」は、イランでは「鯨」に置き換わっているそうです。
2024年は甲辰…勢いよく活気あふれる年と言われています。
明るく希望を持って、皆様良いお年をお迎えください。