どうモー、うしコラムです。
2024年になって早1ヶ月。
さて、今回は祝日ネタです。
2月の祝日:2つの誕生日
2月は11日が「建国記念の日」、23日が「天皇誕生日」と、国と国の象徴、2つの誕生日がある月ですね。
国民の祝日に関する法律によりますと、「建国記念の日」は「建国をしのび国を愛する心を養う日」、「天皇誕生日」は「天皇の誕生を祝う日」と定められています。
日本って2月11日にできたんだ…と思いきや実はそうじゃない。
祝日名、よく見ると「建国記念”の”日」であって、「建国記念日」ではないのです。何?「の」って。
その理由は、「正確な建国日が分からないから」。
2月11日は、日本の初代天皇である神武天皇が即位した日とされています。
しかし、そもそも神武天皇は神話上の人物で、日本が建国された正確な日は不明だそうです。
だから「建国記念”の”日」とすることで、建国の記念日ではなく建国されたことをお祝いする日になったそうですよ。
日本語って難しい!
牛の誕生日はすぐわかる
実は牛の誕生日もスマホさえあればすぐに分かる、って知ってました?
牛の耳には、「耳標」と呼ばれる黄色いタグ(下の写真)がつけられており、耳標には10桁の数字が記載されています。
その数字を牛の個体識別情報検索サービス で入力して検索すれば、その牛の生年月日はもちろん、性別、移動情報まで分かっちゃうんです。
牛にプライバシーなんてものはありません…。
(ちなみに、豚や鶏には個体識別番号はないよ)
牛肉のパックをよく見てみよう!
以前BSEが日本で発生した際、牛や牛肉の履歴を追跡できるようにと、平成15年に「牛トレーサビリティ法」が制定されました。
これにより、現在日本で飼養されている牛には必ず10桁の個体識別番号が付与されるようになったのです。
ところで皆さん、お店で牛肉を購入する際、パックに貼られているシールをよく見てみてください。
消費期限や値段などに混ざって、どこかに個体識別番号が書かれているはずです。
それを検索することで、その牛がどこで産まれ、どこの農場に移動し、そしてどこのと畜場でお肉になったのかを辿ることができます。
こうやってしっかり情報が管理され公開されることで、牛肉の安心は守られているんですね。
皆さんも、一度検索してみると面白いかもしれませんよ。