どうモー、うしコラムです。
このごろ急に寒くなってきて、気付けば冬の足音が聞こえる日々となりました。
霜が降り始めればいよいよ冬が迫ってくるという感じで、来月はいよいよ「霜月」の11月。
実は霜の気配を感じさせる言葉が10月にあるので、今回はそれをご紹介します。
霜月の準備段階?「霜降」
日本の暦・二十四節気では8月8日あたりを「立秋(りっしゅう)」として、処暑→白露→秋分→寒露ときて、秋としては最後の「霜降(こうそう)」を迎えます。
日付で言うと、今年(2024年)は10月23日から11月6日あたりまでを指します。
降霜の次が「立冬」で、もう冬になるのですね。
今年は30度を超えるいわゆる「真夏日」が10月以降も全国各地で続き、体感としては
「…秋、短すぎ!!」
と思わずにはいられません。
霜降といえば
「霜降」の字面で思い浮かぶのは、そう、霜降り和牛!(むりやり?)
秋田牛も、芸術的なサシ(脂肪)の入った霜降り肉を生み出します。
サシが入るのは和牛の特徴のひとつで、筋肉の中に霜のようなきめ細かい脂肪組織が入り込む遺伝的性質をもつ牛を選び抜いていった結果、現在のような和牛になっていきました。
歴史的には、日本で昔から使役用に飼育されていた牛を日本独自の肉専用種にする事業が1960年代にスタート。
美味しい牛肉の需要が増していく中で、昭和の終わりごろに牛肉輸入自由化。安い外国産牛肉に対抗するために高品質な牛肉が求められるようになりました。
こうした流れの中で、和牛の肉質の改良がいっそう進んだと言われています。
参考:農林水産省
秋田牛はお米の入った飼料を食べて、良質な脂肪の入ったお肉になっています。胃もたれしにくい(食べてみた感想)、いいお肉です!
降霜を迎えるこの季節にちなんで、霜降り肉を味わってみてはいかがでしょうか!?
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