どうモー、うしコラムです。
すっかり秋の空になりましたね。日中の暑さも少し和らいできたように思います。
今年の夏も暑かったですね…牛が熱中症になって、その対応に追われる毎日でした。
牛は暑さに弱い動物です。牛は4つの胃を持っていますが、そのうち最も大きい第1胃は食べた物の発酵槽になっていて、それが大体39℃前後の発酵熱を発しています。体の中に湯たんぽを持っている状態なので、どうやら外気が暑いとこたえるようですね。
加えて牛の体毛は結構ふさふさのフカフカで、触っていると気持ちがいいのですが、イヤこれは夏は暑そうだな…と思わずにはいられません。
というわけで、牛の適温域はかなり低めで、繁殖用の成牛で10~15度、哺乳中の子牛でも13~25℃と言われています。うーん、日本の夏だとこれは難しいですね…。
暑くなると、母牛だと受胎率が下がってしまうし、子牛も体調が悪くなるし、熱中症で死に至ることもあります。本当に侮れません!…お陰様で子牛に点滴するのも上手になりました…。
さて、前回人工授精や受精卵移植が難しい!という話をしましたが、そう、たどたどしい繁殖作業をやりながらこの厳しい夏を迎えることになりました。果たして暑さを乗り越えることができたのか!?
ホントに結果が怖いです(笑←笑えないけど)。
続く!
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