どうモー、うしコラムです。
今年の夏は暑かった!!
夏バテで体調を壊してしまったり、食欲がなかったりした人も多いのでは?
でも、朝夕だいぶ涼しくなってきましたね。
食欲の秋、到来です!
ちなみに、牛も夏は夏バテして食欲が下がり、涼しくなるにつれてまた食欲が回復してくるんですよ。
さて今日は何食べようかな…スタミナつけるためにはやっぱりお肉!?
外国産の方が安いけど、国産の方が安全そう…。
あれ?安全って何をもって安全って言うのかな?
今回は、『国産牛肉の安全性』についてお話したいと思います。
と畜検査で安全性を確保!
大切に育てられた牛さんは、と畜場という場所でお肉になります。
ここでは、と畜検査員の厳しい検査(と畜検査)によってその安全性を確認し、合格を受けたものだけが精肉に回ります。
このと畜検査は、目の前のお肉や内臓が病気のものではないか、食用として相応しいかどうかを確認するもの。
この検査に合格すれば、もちろん安心して食べることができます…が、今日はもうちょっと深堀りしてみましょう。
口に入ったものが血となり肉となる
よく聞く言葉ですね。
口に入れた食べ物が、私たちの体を作ってくれます。
そして牛も同じく、食べた餌があの巨体を作り出しているのです。
だったら皆さん、何を与えられているのか分からない牛と、法律に基づいた餌を与えられた牛、どちらが安全だと思いますか?
もちろん後者ですよね。
日本で飼育されている牛の餌(飼料)は、飼料安全法や牛海綿状脳症特別措置法(BSE特措法)を守る義務があります。
BSEについてはまた次回詳しく説明しますが、牛の脳がスカスカのスポンジ状になる病気で20年程前に世界的に問題となりました。
と畜場で出た食用以外の部分は、肉骨粉として肥料や飼料として利用されます。
BSEが広まった理由、それはBSEの病原体が混ざった肉骨粉を飼料として牛に与えたことが原因でした。
だからBSE対策として、BSE特措法により牛由来の肉骨粉が牛の飼料に混ざることのないよう管理されています。
様々な対策が功を奏し、今では日本でBSEの発生はありませんのでご安心を!
これからどんどん涼しくなりますので、牛さんにも安全な飼料をがつがつ食べて健康に育ってほしいですね。
そして、安心して秋田牛をお楽しみください!